【図解】福島原発の汚染水は、少なくとも2014年度までダダ漏れ。周辺部は、地下から海にダダ漏れ。

鹿島さん、ぼろ儲けですね(><)原発と言えば、鹿島。

震災復旧関連の来年度上期の受注残高だけで1350億円!


東京電力が、福島原発の汚染水の遮水壁をようやく建設するようです。
小出さんが以前から、仰ってましたけどようやくですか・・・。

簡単におさらい。絵でみるとわかりやすいと思います。

帯水層 wiki
帯水層(たいすいそう、Aquifer)とは、地中の透水層において、地下水によって飽和している地層のことを指す。不飽和の地層に対する用語は特にない。なお不飽和土に含まれる水に対しては、土中水または土壌水という。

図1.予備




上図の草木が生えている所に、原発は建っているイメージです。

どう考えても、原発周辺は海に近く、超強烈な核汚染水は、地下から海に浸透しています。

原発の地下・地下水・海は繋がっています。
だから、原発地下に地下水が流入するのです。


大きな地図で見る

図2.予備

図3.予備

帯水層(Aquifer)、井戸(Well)、地下水流(Groundwater Flow)のタイプ。
Unsaturated zone=不飽和帯、Saturated layer=飽和帯、Confining layer=被圧層(加圧層)、Impermeable layer=不透水層、Piezometric surface=被圧面、Confined aquifer=被圧帯水層、Unconfined aquifer=不圧帯水層、Artesian well=自噴井。


では、実際原発の海岸部の遮水壁だけで汚染が防止できるかと言うと、横から漏れるので無理。

図2.図3で見て頂ければ明らかですが、地下から海に流れ続けます。
東北=関東の大地から、海は汚染され続ける事となります。


さて、焦点を原発周辺の超高濃度汚染地下水に絞りたいと思います。


東電は地下水が汚染されて海洋に流出するのを防ぐため、
2014年度半ばまでに遮水壁を構築する計画を立てている。遮水壁は鋼管矢板を地中まで打ち込む構造だが、建設場所の取水路前面には事故時に飛び散ったがれきが沈んでいるとみられ、作業の支障になると判断した
その工事の終了は2014年度半ばの予定?
今は、2011年度終わりかけですので、少なくとも2年以上はダダ漏れが確定しました。


第1期は廃炉に向けた準備作業が中心で、2013年中に4号機からプールの燃料取り出しに着手。第2期では建屋の補修・止水や格納容器の破損部の補修を進め、建屋内の放射能汚染水をなくして安定した冷却システムを設ける。
不思議なことは、冷温停止状態で安全(2号機の計器が100℃を越えていたような・・・)にも関わらず、まずは燃料取り出し着手のようです。

よくよく見ると。



 工程表は状況変化に応じて随時見直す方針。
なるほど。最初から、数字は数合わせで適当でも良い訳ですね。

さらに、原発の周辺部を遮水壁で取り囲むとは書いていません。

そして、原発の近接地以外は、最初から諦めです
地下水から海に汚染は続きます。


残念ながら、海産物は食べれないですね。


【追記】 検査禁止?それとも水源保全ととるか・・・。法律は裁量・・・

地下水の利用の規制に関する緊急措置法案 要綱

三 地下水の採取の禁止等
国土交通大臣は、地下水利用規制地域における地下水の水源の保全を図るため特に必要があると認めるときは、対象井戸を利用して地下水を採取している者(以下「対象採取者」という。)に対し、対象井戸による地下水の採取を禁止し、又は制限することができること。 
(第6条関係)



以下、引用
====================

電気新聞

福島第一、遮水壁構築へ整地 がれき撤去に着手  予備

2012/01/13
東京電力は13日、福島第一原子力発電所の遮水壁構築に向け、1~4号機取水路前面の海底にあるがれきの撤去に着手した。起重機船を使い、鋼管矢板打設の邪魔になるがれきを撤去する。起重機船が出入りする際にシルトフェンスを開けるため、港湾口と物揚場の2カ所で追加的にモニタリングを行う。作業は2月上旬に終了する予定。
東電は地下水が汚染されて海洋に流出するのを防ぐため、2014年度半ばまでに遮水壁を構築する計画を立てている。遮水壁は鋼管矢板を地中まで打ち込む構造だが、建設場所の取水路前面には事故時に飛び散ったがれきが沈んでいるとみられ、作業の支障になると判断した。
作業を行う取水路は高濃度汚染水が漏れたことがあり、大量の放射性物質が残っている。現在は、シルトフェンスを設けて港湾に流れるのを防いでいるが、がれき撤去用の起重機船が出入りする際はシルトフェンスを3回程度開ける必要がある。
そのため東電は、外洋につながる港湾口とシルトフェンスのそばの物揚場で追加的にモニタリングを行う。
港湾口はシルトフェンスの開閉時、物揚場は閉めた後に採水し、放射能濃度を調べる。東電では、「水がかくはんされるので、数値がかなり大きく変動する」としている。

NSJ日本証券新聞 2011年12月27日 14:06 予備

大和証券キャピタル・マーケッツは12月26日付けで、鹿島(1812)の投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続し、今後半年から1年程度の目標株価は300円と発表した。

12年3月期上期の震災復旧関連の受注高は、大型がれき処理業務を含めて総額1,350億円を超える金額と圧倒的な存在感を示した

下期には、浜岡原子力発電所の防波壁、福島第一原子力発電所の遮水壁の受注計上も見込まれており、今回の震災復旧関連への貢献度はゼネコン業界で最も高くなる公算が大きい。
JAEAが行う「除染モデル実証事業」にも選定されており、今後見込まれる本格除染活動にも深く関わることが見込まれる。
加えて、被災地の新たなまちづくりを含む本格復興にも貢献度が高まるとの見方に変化はない。
他方、アルジェリア高速道路建設は、完成までまだ2年程度要すると推定されるが、想定される損失リスクは前期で処理されており、当面は更なる追加損失計上を迫られるリスクは低い。 (H)




福島第一、40年後には廃炉完了 政府・東電が工程表 2011年12月21日23時0分 予備



政府と東京電力は21日、福島第一原発1~4号機の廃炉に向けた工程表を発表した。2年以内に使用済み燃料プールの燃料取り出しに着手、20~25年後までに溶け落ちた燃料を取り出し、30~40年後までに建屋を解体し廃炉を終える目標。ただ、世界にも前例がなく、新たな技術開発が必要になるなど課題も多い。
野田政権が16日に事故収束に向けた工程表のステップ2達成を宣言したのを受け、新たに設置された政府・東電中長期対策会議(共同議長・枝野幸男経済産業相、細野豪志原発担当相)が決めた。
使用済み燃料取り出し開始までの第1期(2年以内)、溶融燃料取り出し開始までの第2期(10年以内)、廃炉完了までの第3期(30~40年後まで)に分け、必要な作業や課題を示した。
 第1期は廃炉に向けた準備作業が中心で、2013年中に4号機からプールの燃料取り出しに着手。第2期では建屋の補修・止水や格納容器の破損部の補修を進め、建屋内の放射能汚染水をなくして安定した冷却システムを設ける。
その後、放射線を遮るため格納容器を水で満たし、17年ごろに格納容器内部、19年ごろ圧力容器内部の調査に入り、21年末までに溶融燃料を取り出し始める。
 工程表は状況変化に応じて随時見直す方針。枝野経産相は記者会見で「実現可能な工程表と目標年限を掲げている」と話した。(佐々木英輔)

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