大阪湾断層帯の地震発生シミュレーションについて。最短5分で南海地震以上の津波。



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【追記】
別物 海面上昇4m浸水地域 シミュレーション
別物 海面上昇2m浸水地域 シミュレーション


【こんなのが問題】
・正常性バイアス
・防潮提は、100%全て締め切れない。

1)5分では間に合わない
2)東日本大震災でも閉め忘れあり
3)震災後、普段から閉めていない所が、各地の自治体の点検で散見された。


私見では、神戸の地下鉄湾岸線なんか大丈夫(?)と想像してしまいます。
想定できないことで言えば、大阪湾内の津波の反響です。

個人的には、できる限り山手の方に逃げて頂きたいと思います。

【必見】
2011年10月2日(日) 午後9時00分~9時49分 
総合テレビ巨大津波~その時ひとはどう動いたか~


NHK オンライン番組概要


「津波が来るかもしれない」という時、人は何を考えどう行動し、何が生死を分けるのか。
人口5600のうち700人の犠牲者を出した宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区。地震発生から津波到達まで1時間以上あったが、何故この地で多くの住民が犠牲になったのか?被災翌朝から当地区に入り取材を継続してきたNHKでは、住民5600人の詳細な安否情報を落とし込んだ色分けデータ「被災マップ」、津波が来るまでの間に何を考えどう行動したのかを聞き取りした「行動心理マップ」を作成した。そこからは、私たちが災害などの非常時に陥りがちな「心の罠」が生死を分ける大きな鍵を握っていることが分ってきた。
災害時、人はどういう罠に陥るのか?番組では、集めた膨大な住民の証言や、津波襲来まで街中を撮影した数百枚の写真、さらに災害心理学の専門家の分析を交えながら、「被災マップ」を徹底的に読み込んでいく。そしてこれまで防災対策からも抜け落ちてきた、災害時に陥りがちな心理面にスポットをあてた、「ソフト面」を織り込んだ新たな防災のあり方を提唱する。


=====

【メモ】
地震発生の約5分後、神戸市兵庫区~明石市と淡路島東部の沿岸部に最大約4・5メートルの津波が襲来。

約15分後には断層の東側を進む波が関西国際空港に、約30分後には大阪府南西部に到達。さらに「反射波」が神戸市東部や西宮市、尼崎市に押し寄せ、1時間後には再び神戸市西部に及ぶという。その後、狭い湾内で逃げ場のなくなった波が、約1時間間隔で同市西部と大阪府南西部の間を行きつ戻りつするとみられる。


・神戸市東灘区から堺市付近までを除いた大阪湾沿岸部で、南海地震で想定される津波よりも高くなるという。

今後30年以内の発生確率は0・004%以下と低いが、阪神・淡路大震災級の地震も予想される。

阪神・淡路大震災は、現在の計算式を当てはめると0・02~8%だった。



大阪湾断層帯で地震 神戸など最短5分で大津波到達  神戸新聞(2012/01/08 07:40) 予備


大阪湾を縦断し、神戸空港の真下を走る活断層「大阪湾断層帯」が動いた場合、最悪のケースで地震から約5分後に神戸市と明石市、淡路島東部に南海地震の想定を上回る大津波が押し寄せる可能性を、京都大学防災研究所の鈴木進吾助教(情報学)らが指摘している。今後30年以内の発生確率は0・004%以下と低いが、阪神・淡路大震災級の地震も予想される。鈴木助教は「過去の災害に基づく対応では到底間に合わない。踏み込んだ対策が必要」としている。(安藤文暁)
政府の地震調査研究推進本部によると、大阪湾断層帯は、洲本市沖から神戸・六甲アイランド付近に延びる四つの活断層の総称で、長さ約39キロ。1990年代に本格調査が始まり、まだ未解明な部分も多く、兵庫県内に最大震度7の揺れが予測されている。
鈴木助教は同本部の数値を基に、最悪のケースを想定した津波シミュレーションを作成。それによると、地震発生の約5分後、神戸市兵庫区~明石市と淡路島東部の沿岸部に最大約4・5メートルの津波が襲来するという。
約15分後には断層の東側を進む波が関西国際空港に、約30分後には大阪府南西部に到達。さらに「反射波」が神戸市東部や西宮市、尼崎市に押し寄せ、1時間後には再び神戸市西部に及ぶという。その後、狭い湾内で逃げ場のなくなった波が、約1時間間隔で同市西部と大阪府南西部の間を行きつ戻りつするとみられる
神戸市東灘区から堺市付近までを除いた大阪湾沿岸部で、南海地震で想定される津波よりも高くなるという。
現在、国の中央防災会議は南海地震の津波想定の見直しを検討しており、兵庫県は暫定的に津波高を2倍に引き上げて対策を進めている。
鈴木助教は「南海地震では到達までに1時間ほどの余裕があるが、大阪湾断層帯ではわずか5分強。建物の倒壊や液状化などの被害が出ている中で、いかに迅速に避難するのか、考える必要がある」と警鐘を鳴らす。
一方、兵庫県防災計画課は「現状では抜本的な対策は難しい。可能な限り、防潮扉を普段から閉めておくよう呼び掛けたい」としている。
【地震の発生確率】
政府の地震調査研究推進本部が公表している。天気予報と違ってサンプル数が少ない地震の最大値は、平均活動間隔が短いほど大きくなる。ただ、小さければ発生しにくいという訳ではなく、阪神・淡路大震災を引き起こした野島断層を含む区間の30年確率は、現在の計算式を当てはめると0・02~8%だった。
(2012/01/08 07:40)




津波高2倍なら浸水1万世帯 明石以西と淡路島 予備


神戸新聞(2011/12/22 08:38)

東南海・南海地震に備え、津波高を2倍に引き上げて浸水予測を進める兵庫県は21日、明石市以西の瀬戸内海沿岸部と淡路島の計11市町について、防潮堤の門扉(防潮扉)がすべて閉められた場合でも、約22平方キロメートル、約1万世帯が浸水するとのシミュレーション結果を発表した。南あわじ市の南淡庁舎や播磨町役場周辺、播磨地域の工業地帯などにも津波が押し寄せるとした。
県は東日本大震災と同規模のマグニチュード(M)9・0に備え、現行の2倍の津波を想定。瀬戸内海沿岸と淡路島の計15市町について10月、防潮堤が壊れるなどして全く機能しなかった場合、約240平方キロメートル、約43万5千世帯が浸水するとの結果を公表した。
今回は15市町のうち、阪神間3市と神戸市を除く明石、加古川、高砂、姫路、相生、たつの、赤穂、淡路、洲本、南あわじの10市と播磨町の計11市町で、防潮扉がすべて閉められた場合と、すべて閉められなかった場合を予測した。
津波は、南あわじ市で10・85メートル、淡路市5・05メートル、姫路市3・9メートル、播磨町3・85メートル、明石市3・45メートルなどと予測。
防潮扉が閉められた場合でも、南あわじ市は阿万地区の平野部などの計6・3平方キロメートルが浸水するほか、淡路市の3・8平方キロメートル、播磨町の町域の約25%にあたる2・2平方キロメートル、姫路市の2・3平方キロメートルなどが浸水する。
だが、11市町全体の浸水面積をみると、防潮堤が全く機能しなかった最悪のケース(148平方キロメートル)の約15%にとどまった。
一方、防潮扉は壊れずに残っているが閉められなかった場合、播磨町、姫路市、加古川市、赤穂市などで住宅地の一部にも浸水区域が拡大。11市町全体でみると約32平方キロメートルに達し、約2万4千世帯が被害を受ける。面積は防潮堤が全く機能しなかった場合の約22%。
神戸市域については来年1月下旬の発表になる見込み。(安藤文暁)






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