千葉県警捜査員、平日の勤務時間中、有馬温泉で入浴中にセンシティブ情報の情報漏洩

警察の不祥事ですね。細かい点ですが、報道各社の姿勢の違いが見えます。
現場を見ていないし、温泉なんですから。

×シャワー →○入浴中
?10分入浴 →?13分間入浴

全新聞を合成するれば、内容が結構、細かく分かります。
最初から、詳細に分かればもっといいんですけどね苦笑。
比較のために、検察の対応を少しいれました。

予定
・5日夕方・・・仁野容疑者の元勤務先を訪問
・6日・・・区役所などを回る
・6日・・・千葉に帰る


…直帰できたんじゃない?

分かりにくいので、全予定を簡潔に出すべきです。
ベテランの方なんですから、しっかりしてほしいです。


特に、紛失した情報は、センシティブ情報と呼ばれており、本籍などが記された個人の機微に触れる取り扱いに極めて注意を要する情報です。それぞれ、いつ作成・取得したものかの説明がいると思います。

個人情報保護の分野で、センシティブ情報と言えば、特に取り扱いに配慮が必要な個人情報のことを指します。別名で「機微な情報」ともいいます。

関係法令として考えられるものの一つとして、個人情報保護法があります。
この法令の制定により、過剰なコンプライアンスが社会で叫ばれたこともあり、警察には襟を正して頂きたいと思います。

そういえば、検事も似たことをやってましたね。
このときに比べると、警察の対応は早いと思います(勿論、情報漏洩はダメです)。
警察は、これらの書類が現地で取得・作成したものか明らかにすべきです(窃盗についても、より詳細に)。
検事は、持ち帰りで紛失していますので、警察としてきっちり情報公開して欲しいと思います。

10月6日紛失 → 10月27日 事実公開
福井新聞 検事、関係者の供述調書を紛失  東京地検、処分検討 予備
http://liveweb.archive.org/web/20131011151259/http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/national/509821.html


以下、事件のまとめ。
・いつ
1月6日午後1時→これは、平日で勤務時間中です。

・どこで
神戸市の有馬温泉→有馬本温泉 金の湯 日帰り温泉です。

・誰が
千葉県警の男性警部補(37)→千葉の警察官が神戸に来てた。

・何をした
1)有馬温泉には神戸市内の捜査現場から約30分かけてレンタカーで訪れた
2)前日に風呂入っていないので、入浴した。 ×シャワー・・・確認できない

・何がダメ?
供述調書・捜査報告書・関係者住民票(センシティブ情報)の情報漏洩


報道各社の記事は、以下に保存してあるので興味のある方はどうぞ。
以下、記事引用
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千葉県警の警部補、有馬温泉で捜査書類盗まれる 神戸新聞 

http://megalodon.jp/2012-0107-0135-36/www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0004726809.shtml

神戸市北区有馬町の入浴施設「有馬本温泉 金の湯」で6日、千葉県警浦安署の男性警部補(37)が休憩中、捜査書類などを入れていた手提げかばんを脱衣場のロッカーから盗まれたことが兵庫県警への取材で分かった。警部補は、同市東灘区の女性○害事件で同日逮捕された仁野亮容疑者(26)が関わったとされる、千葉県内の放火未遂事件の捜査で神戸市に来ていた。  有馬署や捜査関係者によると、男性警部補は、同僚と2人で6日午後1時ごろ同施設に立ち寄った。シャワーを浴びている間に、脱衣場のロッカーの鍵が壊され、中に入れていたかばんが盗まれていたという。かばんには、5日にあった東灘区の女性○害事件や、2日に浦安市のホテル客室で起きた放火未遂事件の捜査書類数点が入っており、関係者の供述調書なども含まれていた

別の利用客2人のロッカーも被害に遭っており、有馬署が窃盗事件として調べている。  千葉県警が放火未遂事件で仁野容疑者を追っていたところ女性○害事件が発覚。東灘署が6日未明、同容疑者を○人容疑で逮捕した。  浦安署の安藤敏行副署長は「関係者の方々にご迷惑をおかけした。再発防止に努めたい」とのコメントを出した。 (2012/01/06 23:59) 関連ニュース

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温泉入浴中に捜査資料盗まれる 出張中の千葉県警警部補 朝日新聞   

http://www.asahi.com/national/update/0106/OSK201201060110.html

神戸市に捜査で出張していた千葉県警浦安署の男性警部補(37)が6日、有馬温泉で入浴中、参考人の供述調書などの捜査資料が入ったかばんを盗まれた。兵庫県警が発表した。警部補は「前夜は疲れて風呂に入っておらず、土地勘がないので有馬温泉に来た」と話しているという。
 有馬署によると、警部補は6日午後1時から13分間、神戸市北区有馬町の温泉浴場「金の湯」に入浴した。脱衣所のロッカーに調書や捜査報告書などが入ったかばんを入れて鍵をかけたが、こじ開けられて盗まれたという。
 警部補は、神戸市東灘区の女性(27)が千葉県浦安市のホテルに宿泊した際、その部屋で不審火があったことから、現住建造物等放火未遂事件の捜査で4日から来ていた。有馬温泉には神戸市内の捜査現場から約30分かけてレンタカーで訪れ、同僚の男性巡査部長(29)と入浴した。「休憩中だった」と話しているという。浦安署の安藤敏行副署長は「ご迷惑をおかけしました」と話している。
女性は5日に遺体で見つかり、兵庫県警が6日、交際相手の男(26)を○人容疑で逮捕した。

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温泉入浴中に捜査書類盗まれる NHK 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120106/t10015112051000.html
1月6日 22時51分

事件の捜査で神戸市を訪れていた千葉県警の警察官が、休憩のため立ち寄った有馬温泉の入浴施設で、シャワーを浴びている間に捜査書類を入れたカバンを盗まれていたことが分かりました。

カバンを盗まれたのは、千葉県警浦安警察署の37歳の男性警部補です。警察によりますと、警部補は6日昼すぎ、同僚の警察官とともに休憩のために立ち寄った神戸市北区の有馬温泉の入浴施設で、シャワーを浴びている間にロッカーに入れていたカバンを盗まれました。ロッカーには鍵をかけていましたが、シャワーから戻ると開けられていたということです。警部補は、今月2日に千葉県浦安市で起きた放火未遂事件の捜査で神戸市を訪れていて、盗まれたカバンには、事件の参考人の供述調書や捜査報告書、それに関係者の住民票が入っていたということです。放火未遂事件では、5日、神戸市東灘区で27歳の女性を○害したとして逮捕された神戸市の26歳の男の関与が浮かんでいたということです。浦安警察署の安藤敏行副署長は「関係者の方々にご迷惑をおかけしました。再発防止に努めます」と話しています。

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毎日新聞 2012年1月6日 22時47分(最終更新 1月6日 23時06分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120107k0000m040078000c.html

捜査資料盗難:千葉県警捜査員が温泉で入浴中 有馬温泉 毎日新聞  予備 兵庫県警有馬署は6日、千葉県警浦安署の捜査員2人が、神戸市北区の有馬温泉で入浴中に捜査資料を盗まれたと発表した。2人は千葉県浦安市のホテルであった放火未遂事件で、神戸市東灘区のマンションで5日に○害された川本麻実さん(27)と6日に○人容疑で逮捕された仁野亮容疑者(26)を捜査するため神戸入りしていた。
 有馬署によると、盗難被害に遭ったのは警部補(37)と巡査部長(29)。6日午後1時ごろ、同市北区有馬町の「金の湯」に入浴。10分後に風呂から出ると、脱衣所のロッカーの鍵がこじ開けられ、参考人供述調書や住民票などの捜査資料が入ったかばんや財布などが盗まれていたという。他の入浴客も被害に遭ったといい、有馬署は窃盗事件として調べている。
 2人は5日夕に川本さんと仁野容疑者が先月末まで勤めていた会社を訪問。社員の携帯に仁野容疑者から「えらい事をした」との電話が掛かったことを知って兵庫県警に連絡し、逮捕につながった。6日は捜査のため区役所などを回った後で、夜に千葉県に帰る予定だった。
警部補は「シャワーを浴びようと思って温泉に立ち寄った。迷惑をかけて申し訳ない」と話したという。【重石岳史】
毎日新聞 2012年1月6日 22時47分(最終更新 1月6日 23時06分)
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有馬温泉で捜査書類盗難 千葉の警部補、休憩中に 共同通信

http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012010601001699.html

神戸市東灘区の女性○害事件で逮捕された仁野亮容疑者(26)が関わったとされる千葉県浦安市の放火未遂事件で、捜査のため神戸市に来ていた千葉県警の捜査員が、有馬温泉で休憩中に捜査書類を盗まれたことが6日、兵庫県警への取材で分かった。有馬署が窃盗事件として捜査している。

兵庫、千葉両県警によると、浦安署刑事課の男性警部補(37)は6日午後1時ごろ、別の捜査員と一緒に有馬温泉の有名な入浴施設「金の湯」に立ち寄った。
 入浴中に警部補のロッカーの鍵がこじ開けられ、放火未遂事件の参考人供述調書や捜査報告書などを入れたかばんがなくなった。
2012/01/06 22:11   【共同通信】


検事、関係者の供述調書を紛失  東京地検、処分検討

(2011年10月27日午後9時06分)


 東京地検は27日、公判部の検事と検察事務官が、外出先で作成した事件関係者の供述調書を紛失したと明らかにした。調書はまだ見つかっておらず、地検は当事者らに謝罪した上で、既に再聴取を済ませた。今後、検事らの処分を検討する。

 地検によると、検事らは10月6日、公判中の事件の関係者を聴取し、数枚の調書を作成。封筒に収めてかばんに入れたが、午後6時半ごろ地検に戻った際、封筒ごと紛失したのに気付いた帰り道に落としたとみられ、警察に問い合わせるなどして捜したが、発見できなかった。

調書には、この関係者に加え、別の関係者1人の名前など個人情報が記載されていた

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