飲食品メーカーが輸入食品・輸入飲料水を国内生産するインセンティブについて




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管理人は、ミネラルウォーターを飲んでいません。
飲みたくないなら、飲むなと言う話ですね(笑)

以下、常識の範囲で、考えたことです。
輸入の場合、各種事務手続と在庫資金などが加わります。


1.輸入と国内生産のロジスティクス比較

(a)輸入した場合

【海外】
採水→衛生検査→税関→コンテナ輸送(空輸)

【国内】税関→検品→物流センター→検品→出荷→販売


(b)国内生産の場合

【国内】採水→検品→物流センター→検品→出荷→販売



2.事務手続きの比較

結論から言うと、以下のように購入企業か生産企業が一方的に不利になるので、信用状がよく使われます。(※割愛。ただし、ディスクレパンシーが発生した場合、いろいろとめんどくさいことになります)

・現金前払の場合 生産企業○ 購入企業×
・現金後払の場合 生産企業× 購入企業○

外為事務手続き(信用状(L/C)の場合)
信用状取引は、通常、以下のような手順を追って行われる。
  1. 輸出者は船積書類を引き渡す。輸入者は船積み書類を用いて貨物の輸入通関と引き取りを行う。
  1. 発行銀行が買取銀行に買取金額を支払う。買取からこの支払い完了までにかかった金利は、信用状に規定された内容に従って、輸出者または輸入者に別途請求される。


3.面倒臭い…管理人ならどうするか?

一言で言うと、輸入は面倒臭いですよね。

(1)国内まで荷物到着の間、在庫を余分に抱える。手元資金が余分に必要となる。


(2)到着しないときに、販売機会喪失・顧客を失うリスクがある。


(3)商品劣化のリスクがある。

というわけで・・・
巨大企業の場合、

ライセンス生産しちゃえばいいじゃん!

となりますよね。

ライセンス生産

企業がライセンス生産を行なうメリットとしては、主に以下の点が挙げられる。
  • ライセンスを与える企業は、自らは生産せずにロイヤリティを収益として得ることができる為、自社の生産労働者へ直接の賃金を支払わずにすむ。
  • ライセンスを与えられた企業は、より多くの仕事を確保する事が出来る。
  • 与えられた企業は、他企業の製品を生産する事により、与える企業が持っている技術やノウハウを獲得する事が出来、それにより自企業の技術力の維持・向上を図り、将来の製品開発に役立てる事が出来る。



今更言うまでもないですが、作ってしまえば国内の食品パッケージの市場と言えば、大日本印刷・凸版印刷の2社でほぼ独占ですね。

例えばですが、大手飲食品会社がブランドを買収やライセンス生産した場合、生産地はどこになっっているのでしょうね。日本法人の子会社が、日本で作ったりしていないでしょうか?

当然ですが、海外ブランド買収と海外生産は別の話ですよね。

偽装請負や、産地偽装を繰り返す、飲食品業界が信用できるのか、一人ひとりが調べてみましょう。案外、生産工場などから簡単に分かると思います。



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