二本松市の放射能マンションは氷山の一角。生コン以外の加工品は広範囲に流通。




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二本松市の新築マンションから放射性物質が検出されました。
実体は、やはり酷いようです。



 やはり、二本松市のマンションは氷山の一角。
 出荷先のひとつ、「あだたら生コン」(二本松市)が問題のマンションの基礎部分を製造。双葉砕工は別の生コン1社とも取引があり、この2社を通じてだけでも、県内約200社の建設会社などに汚染コンクリが出回ったとみられる。 
「生コン業者は、加盟組合ごとに販売網が区切られており、汚染された生コンの流通は県内の一部地域に限られます。むしろ怖いのは、生コン以外に加工されたケース。住宅塀に使うコンクリートブロックなどは、全国の広い範囲に流通しています」(福島県内の砕石業者)


重要なのは、生コン以外に加工されたものが、広範囲に流通しているという点です。
新築や、リフォーム住宅は要注意でしょう。

浪江町では質の高い御影石が採れます。御影石は高級マンションのキッチンや洗面所、バスルームのほか、リビングやエントランスの床にも用いられます。原発事故以降、首都圏の新築マンションに知らずに汚染された石材が紛れ込んでいたって不思議ではない」(ディベロッパー関係者)
首都圏の新築マンションに紛れ込んでいる可能性を十分に考える必要があると思います。
中部以西がどうなっているのかも、非常に気になります。

マンション購入・リフォームの際は、建設中の段階からガイガー測定が必須になるのでしょうか…


汚染石”は、道路舗装のアスファルトにも使われている。今後は近所で道路工事が始まるたび、汚染を気にしなければいけないのか。双葉砕工の役員は「行政などから指導があれば出荷はしなかった」と“恨み節”を口にしていたが、つくづく政府の怠慢は万死に値する。


業者は、自分で測定すればと思うのは、私だけでしょうか?

もちろん、政府と監督官庁による人災拡大ですね。


 しかも、民間の信用調査機関のデータによれば、都内に本社を構える取引先がゴロゴロと出てくるのである。

これは、帝国データバンクや東京商工リサーチなどを使ったのだと思います。
興味がある方は、調べてみて下さい。


御影石
御影の名前は各地の産地にも転用されている。代表的な例が、福島県伊達市を中心とした「吾妻御影」茨城県笠間市の稲田地区を中心とした「稲田御影」、同じく茨城県桜川市(旧真壁町)を中心とした「真壁御影」などである。なお墓石などに使われる「黒御影」は花崗岩ではなく閃緑岩斑れい岩であるが、黒っぽい花崗岩もある。

最後に。
御影石と言えば、普通に福島県の吾妻御影がでています。

業者は、ちゃんと検査してるの?



汚染コンクリ首都圏直撃 予備


gendai. net 2012年01月20日10時00分

<道路工事のたび放射能を気にするハメに>
放射能汚染コンクリート問題が拡大の一途だ。福島・二本松市の新築マンションは、あくまで氷山の一角。すでに首都圏まで流通していると見るのが妥当である。
汚染コンクリ材料の砕石を出荷したのは、「双葉砕石工業」(富岡町)。保管先の浪江町が計画的避難区域に指定された昨年4月22日まで、約5200トンを県内の計19社に出荷していた。
出荷先のひとつ、「あだたら生コン」(二本松市)が問題のマンションの基礎部分を製造。双葉砕工は別の生コン1社とも取引があり、この2社を通じてだけでも、県内約200社の建設会社などに汚染コンクリが出回ったとみられる。
「生コン業者は、加盟組合ごとに販売網が区切られており、汚染された生コンの流通は県内の一部地域に限られます。むしろ怖いのは、生コン以外に加工されたケース。住宅塀に使うコンクリートブロックなどは、全国の広い範囲に流通しています」(福島県内の砕石業者)
問題を受け、政府は避難区域全体で取れた砕石の流通ルートの調査に追われているが、その作業は困難を極める。
問題の砕石は、浪江町の採石場の屋外で保管されていた。浪江町は県内有数の採石場で、双葉砕工以外にも同業十数社が同じ現場で砕石を保管。採石場は近隣にも多数点在し、避難区域に保管庫を構える業者は30社以上に上る。さらに取引先はネズミ講のように無数に枝分かれするのだ。
しかも、民間の信用調査機関のデータによれば、都内に本社を構える取引先がゴロゴロと出てくるのである。
「浪江町では質の高い御影石が採れます。御影石は高級マンションのキッチンや洗面所、バスルームのほか、リビングやエントランスの床にも用いられます。原発事故以降、首都圏の新築マンションに知らずに汚染された石材が紛れ込んでいたって不思議ではない」(ディベロッパー関係者)
“汚染石”は、道路舗装のアスファルトにも使われている。今後は近所で道路工事が始まるたび、汚染を気にしなければいけないのか。双葉砕工の役員は「行政などから指導があれば出荷はしなかった」と“恨み節”を口にしていたが、つくづく政府の怠慢は万死に値する。
(日刊ゲンダイ2012年1月17日掲載)


汚染石材問題 本宮の護岸1マイクロシーベルト超 予備

河北新報 2012年01月20日金曜日
双葉砕石工業が販売した石が使われた五百川の護岸工事現場=本宮市関下
福島県浪江町の採石場の石を使った二本松市のマンションで高い放射線量が測定された問題で、県は19日、石が本宮市の河川の護岸工事でも使用され、現場の放射線量は毎時1.01~1.25マイクロシーベルトだったことを明らかにした。周囲の3倍程度になる。
県は同じ採石場の石が使用された公共工事現場11カ所の調査を終えたが、残る10カ所の線量は高くなかったという。
本宮市の工事現場は郡山市との境にある五百川の岸。昨年3月下旬の護岸工事に、二本松市のマンションと同じ「双葉砕石工業」(福島県富岡町)の石を原料にしたコンクリートが、使われた
近くに住む無職渡辺年子さん(66)は「川の堤防は散歩コースで、もっと早く分かっていれば近づかなかった。(コンクリートが)どこに使われているか分からず、不安だ」と話した。
県はまた、マンションに入居する12世帯を対象に健康調査を実施することを決めた。保健師を派遣して健康状態などを聞くほか、希望者には内部被ばくの検査も行う。
入居者の大半が引っ越しを希望しており、新たな住居も手配する方針。12世帯のうち10世帯は、福島第1原発事故によって南相馬市と浪江町から避難してきた。
マンション基礎部分に使われたコンクリートの材料になった石は、浪江町の計画的避難区域内から出荷され、県内1000カ所近くの工事現場で使われた可能性がある。経済産業省が流通ルートを調べているほか、福島県が県内の仮設住宅約1万6000戸で使われていないかどうか、調査している。
県は今後、原発事故による警戒区域や計画的避難区域などにある採石場25カ所と、砂利採取場3カ所を調査する。


◎福島の住宅も高い線量検出/二本松市調査
河北新報
福島県二本松市は19日、同市の業者が福島市内に建設した住宅の室内や基礎部分から、周囲より高い放射線が検出されたことを明らかにした。業者の測定では、1階の床が毎時0.8~0.85マイクロシーベルト、コンクリートの基礎部分が同1.5~1.9マイクロシーベルトで、周囲の屋外(0.2マイクロシーベルト程度)より高くなっているという。
住宅工事では、二本松市のマンションと同じ「双葉砕石工業」(福島県富岡町)の販売した石が、コンクリートの基礎部分に使われていた。






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