甘い人口推計、こんなの年金もらえる訳がないやん(笑)。




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年金貰える訳ないやろ(笑)。

しかも、これ甘い統計。

これを基準に年金給付が決まるため、現役世代が苦しみます。




予備

2060年、総人口8674万人に 減少数は1都6県消失規模に2012.1.30 10:19


 厚生労働省は30日、社会保障審議会の人口部会を開き、合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の平均数の推計値)が、中位推計(最も実現性が高いとみられる推計)で、2060年に1・35になるとした新たな将来人口推計を発表した。少子化により人口減少が加速し、29年後には人口減少幅が年間100万人を突破。36年後に日本の総人口は1億人を割り込み、50年後の2060年に8674万人まで減る。
 50年間で総人口が4132万人減る計算で、人口数でみると日本から関東地方の1都6県(人口約4200万人)が消失するのに等しい。深刻な人口減少社会が到来する。



合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の平均数の推計値)が1.35は妥当なのでしょうか、ちょっと統計を観察。




厚生労働省 出生



年齢 合計特殊出生率
S60年 7 17 19 20 21 22
総数 1.76 1.42 1.26 1.34 1.37 1.37 1.39
15~19 0.0229 0.0185 0.0253 0.0246 0.0256 0.0249 0.0231
20~24 0.3173 0.2022 0.1823 0.1831 0.1847 0.1779 0.1731
25~29 0.8897 0.5880 0.4228 0.4341 0.4378 0.4320 0.4352
30~34 0.4397 0.4677 0.4285 0.4614 0.4718 0.4756 0.4847
35~39 0.0846 0.1311 0.1761 0.2025 0.2132 0.2217 0.2339
40~44 0.0094 0.0148 0.0242 0.0305 0.0329 0.0354 0.0390
45~49 0.0003 0.0004 0.0008 0.0008 0.0008 0.0009 0.0010




母の年齢 出生数
19年 20年 21年 22年
総数 1 089 818 1 091 156 1 070 035 1 071 306
~14歳 39 38 67 51
15~19 15 211 15 427 14 620 13 494
20~24 126 180 124 691 116 808 110 956
25~29 324 041 317 753 307 765 306 913
30~34 412 611 404 771 389 793 384 382
35~39 186 568 200 328 209 706 220 103
40~44 24 553 27 522 30 566 34 610
45~49 590 594 684 773
50歳以上 19 24 20 19


合計特殊出生率
現代先進国においては自然増と自然減との境目は2.08程度とされている。もちろん、乳児死亡率が高い、戦争状態などでは人口維持により高い合計特殊出生率が必要となる。



人口が減少していると、出生数が減少しても合計特殊出生率は高く見える傾向になります。


産経の記事にある厚労省の、想定が甘くないですか?
これを基にして、年金給付などが決まるため、若者が苦しみます。

しかも、原発爆発前です。

代表的な3点を考えても、人口減少はもっと厳しいと思います。

出産数(一人当たりの出産数×出産適齢期の人口)-死亡数=
人口増減

1.死亡率の増加。
フクイチ発放射性降下物の影響で、アメリカ人、乳児ら1万4000人(推定)死亡 事故後最初の14週の間に チェルノブイリ(17週で1万6500人死亡)に匹敵 米研究チームが学会誌に発表

2.奇形や流産の増加

3.【心理面】妊娠意欲の減退
「ふつうの子供産めますか」福島の子どもたちからの手紙 <原発絶対安全神話の代償>






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