東京電力の簡単な決算分析、6000億円の電力債返済と債務超過?綱渡りの決算書。




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東電、上場やめれば?日経平均が動くので邪魔です。
監査法人もなぜ、こんな決算書にOKをだしたのでしょうか?

少し気になったこと。東電への保険金支払いの項目がどこにも見当たらないですね。
無保険だったのでしょうか(地震は、普通の保険ならば、免責事項です)?
報道を見かけた方いますか?

簡単に言うと、注記にいろいろと文章を書くことで、お目こぼしをもらってます。

算定できないので計上してないですが、将来、必要になりますよぉーってそれとなく言ってます。

株式市場をなめてますね。




酷い話です。この言葉で債務超過を回避。
この監査法人は、よくOKしたよなぁ。


社債 平成23年度3月4,425,580百万円  平成24年度第3四半期3,826,876百万円

598,704百万円の電力債を返済。



■平成24年2月13日 特別損益の計上に関するお知らせ
P1 特別利益 原子力損害賠償支援機構資金交付金 1,580,300百万円




■平成24年3月期 第3四半期決算短信(日本基準) 連結 平成24年2月13日
<P1>
(参考)自己資本 24年3月期第3四半期 940,573百万円 純資産979,209百万円 


<P10>
未収原子力損害賠償支援機構資金交付金 1,061,622百万円







最後に。想定される仕訳。

現金×××     /原子力損害賠償支援機構資金交付金 1,580,300百万円
未収原子力損害賠償支援機構資金交付金 1,061,622百万円

今後、国から(機構を通して)貰える税金を既に、資産に計上しています。
法律での明記があるとは言え、納得できません。

国からの税金を既に、後、1兆円貰う気でいるのですから。

機構からの厳格な現金供与の決定がなければ、東電の自己資本は1兆円に満たない訳ですから、債務超過=破綻(社債のデフォルトにより)でした。

東電嫌いの方は、あの法案を通した議員に次の選挙で落選運動をかけるべきでしょう。



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