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遅いですね。
もう、1年がたとうとしています。
保安院が、当初IAEAに放射性物質の放出総量を提出したのは6月。
その後、放出量は上方修正されています。
□平成23年6月6日 原子力安全・保安院東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について
□平成23年10月20日原子力安全・保安院放射性物質放出量データの一部誤りについて
Pu-241 半減期14.4年 1号機 3.5×10^10 2号機1.2×10^12 3号機1.6×10^10
合計1.2×10^12Bq
プルトニウム241が放出されていることは、保安院が既に発表しています。
採取したのが、昨年の4月~5月なのであれば、ここまで時間がかかった理由がよく分かりません。
記事では、査読にだした日付すら書いてありません。
人間の健康に係わる話なので、査読であっても、事実が分かった時点で公表すべきでした。
あまりにも発表が遅いので、なぜここまで時間がかかったのか説明が必要であると思います。
隠蔽したかっただけだと言われても、仕方がないでしょう。
ここに厚生労働省がだしている2つの資料があります。
(1)プルトニウムの分析
□環境試料中プルトニウム迅速分析法 平成14年
文部科学省科学技術・学術政策局 原子力安全課防災環境対策室
これまでは1週間程度を要したプルトニウムの分析を、24時間程度で結果を得ることができる緊急時に対応したプルトニウム分析・法を作成した
【土壌】試料の前処理、化学分離からICP-MS測定までに要する時間は、約14時間である。
(2)アメリシウム241の分岐
□放射能測定シリーズ30 試料中アメリシウム241、キュリウム迅速分析法
平成16年文部科学省 科学技術・学術政策局 原子力安全課防災環境対策室
また、測定試料の調製は電着法によらず、より迅速なフッ化ネオジム共沈法を採用することにより、分析開始後24 時間以内(α線計測時間4時間を含む)で結果を得ることができる緊急時に対応したアメリシウム、キュリウム迅速分析法とした。
【土壌】試料の前処理、化学分離から測定までに要する時間は、約19 時間である。
結論から言うと、24時間以内に測定する方法を記した資料があります。
機器や実験手順の習熟が必要・サンプル数が複数ある・採取の為に移動の時間が必要などを考慮しても、公表するのが採取から1年近くというのは、遅すぎです。
□上記資料
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2 件のコメント:
食品の放射能汚染を調べるのは線量計ではなくベクレルモニターというらしい。
フィンランドの会社HIDEXのベクレルモニタは食品のセシウム137/134のγ線核種以外の、α線とβ線核種ストロンチウム、アメリシウム、プルトニウムも検出可能。福島県でも使ってるとか。
つまりすぐ測定できるのに24時間も化学実験みたいなことをやってる。
http://www.hidex.com/news-and-more/news/triathler-becquerel-finder-helping-after-fukushima.aspx
>しばたまことさん。
しばたさん。ども(^^)
物凄いのんびりやってますよね。
情報深謝です。
国民も舐められているのでしょうね。
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