毎日新聞が実態を誤魔化し。群馬県の野生鳥獣肉、77検体中68検体から放射性セシウム検出。


管理人は、毎日新聞があえて触れず、明らかに誤魔化したと感じました。見落としということは、あり得ません。全ての事実を伝えない姿勢に疑問を感じます。


2012年3月24日 毎日新聞


 食品の放射性物質検査を巡り、4月から新基準値(1キロ当たり100ベクレル)が適用されることを受け、群馬県が県内全域のイノシシなど野生鳥獣肉4種類・77検体を検査した結果、4割を超す36検体から新基準値を超える放射性セシウムが検出された。県が23日発表した。県は新基準値を超えた地域で捕獲された獣肉について、飲食店などに提供を自粛するよう要請した。【鳥井真平】 


 県によると、16市町村(高崎、桐生、太田、沼田、渋川、藤岡、安中、みどり、下仁田、南牧、中之条、高山、東吾妻、片品、川場、みなかみ)のイノシシ25検体から同368~109ベクレル8市町村(前橋、高崎、沼田、みどり、下仁田、片品、川場、みなかみ)のニホンジカ11検体か同308~106ベクレルを検出した。キジは最高で同45ベクレル、ヤマドリは同15ベクレルの検出にとどまった。 


 今年度の猟期は15日で終了しており、県は来年度の狩猟の取り扱いについて「国の対応を待つのが基本姿勢だが、新基準値を超えた獣肉は魚と同様に捕獲を許可した上で、食用自粛にする方向で検討する必要がある。 
有害鳥獣類を駆除する必要もあり、狩猟の規制は難しい」としている。 

77検体中、36検体が100Bq/kgを超えています。

それと同時に、キジ・ヤマドリで検出と書いていますが、セシウムがどれだけの数検体で検出されたのか書いていません。

群馬県のHPを確認。

群馬県HP 【3月23日】野生鳥獣肉の放射性物質測定結果について(自然環境課) 予備

(1)各鳥獣種最大値
各獣種最大値
鳥獣種捕獲概要検出放射性物質(セシウム)Bq/kg
捕獲場所捕獲月日雌雄134137
イノシシ高崎市2月28日142226368
ニホンジカみどり市12月29日129179308
キジ沼田市2月12日202545
ヤマドリ長野原町2月14日15不検出15
(注)検出放射性物質の単位は、ベクレル/kg
不検出とは、10ベクレル/kg未満
測定は、民間検査機関で実施
測定機器は、ゲルマニウム半導体検出器を使用

(2)新基準値(100ベクレル/kg)を超えた検体数



イノシシ25 ニホンジカ11 キジ0 ヤマドリ0
(管理人、抜粋、地名は略。500Bq/kg超の検体はなし)

ここまでであれば、記事の通りなのですが(3)があります。


(3)検体別測定結果


平成24年3月野生獣肉放射性物質測定結果一覧(pdfファイル:33KB)




上記を確認すると、77検体中68検体から放射性セシウムを検出しています。ND<10Bq/kgなので、下限値を1Bq/kgに下げると、残りも検出されるのではと疑ってしまいます。

毎日新聞の記者が見落とした可能性があるかというと、それはあり得ません。
記事冒頭の青文字を参照。

イノシシとニホンジカから検出の放射性セシウムの幅は、上記PDFを見ないと分かりません。

タイトルでは、誤魔化しと書きましたが悪質な偏向報道・隠蔽と言われても仕方がないと思います。

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