電気料金値上げと円高による空洞化にも言及→東京電力の自由化部門(大口向け)の値上げのほとんどは、原子力発電に関する費用であるとの指摘。




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何というか、東電は無茶苦茶やなぁと思います。



 日本産業・医療ガス協会(JIMGA)は、2月23日に豊田昌洋会長らが経済産業省や東京電力を訪れ、4月からの電力料金値上げについて値上げ幅を圧縮するなどの抑制策を要請した。

 第一点は、自由化部門への値上げ幅1kWあたり2・51円から原子力発電に関する費用を差し引くべきだとするもの。値上げは「火力発電への切り替えによる燃料費などの増加分のうち合理化などで吸収しきれない部分」が理由だが、JIMGAは「原子力設備費も含めた総括原価として示されている」と主張。「発電に使用されない原子力発電設備の費用が値上げ料金に織り込まれるのはおかしい」とし、原子力発電に関する費用(JIMGA試算)同1・61円を差し引き、同0・9円の値上げ幅が妥当だとしている。

総括原価方式を採用しているので、値上げの明細(細かい理由)が分からないという指摘でしょう。

これは、家庭向けでも重要な話になってきます。
なぜならば、原発処理費用や故障した原発の維持費用などまでどさくさに紛れて値上げの中に含まれて、請求される可能性があるからです。

重要なニュースですが、マスコミはスルー。不思議ですね。


 電力料金値上げについては「一過性の問題ではない」との認識で、年間170億円規模の負担が発生した場合、「経常利益でも数百億円規模の産業ガスにとっては重大。いずれ行き詰まってしまう」と危機感を募らせる。過去の電力料金値上げ時に採ってきた価格転嫁も「実施できる状態にない」。現在、電力料金値上げに加え超円高による空洞化などからユーザーの廃業・海外移転が憂慮されており、供給先の存立自体が懸念されている状況下では「価格改定は二の次」となっている格好だ。

ここでは、電気料金値上げと円高による空洞化も言及されています。
冒頭の記事の引用と合わせますと、東電がいかに、雇用を喪失させて日本経済を混乱させているのかがよく分かります。

早く潰れて欲しいと思います。





 豊田 昌洋氏(とよだ・まさひろ) 1932(昭和7)年12月21日生まれ。三重県出身。77歳。京大法学部卒。57年大同酸素(現エア・ウォーター)入社。74年取締役、82年常務、87年専務。88年タテホ化学工業社長。93(平成5)年大同ほくさん(現エア・ウォーター)副社長、99年社長。2001年エア・ウォーター副会長。02年日本産業ガス協会(現JIMGA)副会長、10年会長。


エアウォーターwiki
エア・ウォーター株式会社(英: AIR WATER INC.)は、2000年4月に大同ほくさんと共同酸素が合併し誕生した総合ガス企業。本社所在地は大阪府大阪市中央区東心斎橋一丁目20番16号。大陽日酸、日本エア・リキードと並び、日本での3大産業ガスメーカーの一つである。


東証一部上場

売上高
連結 4,263億円
単独 2,139億円



総合開発研究所(長野県松本市)
千歳工場(北海道千歳市)
輪西工場(北海道室蘭市)
鹿島工場(茨城県鹿嶋市)
宇都宮工場(栃木県宇都宮市)
新潟工場(新潟県阿賀野市)
和歌山工場(和歌山県和歌山市)
山口工場(山口県下松市)
小倉工場(福岡県北九州市小倉北区)









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