緒方貞子氏(国際協力機構(JICA)理事長)が原発輸出に疑問。JICAは、原発輸出推進の中心的役割を担っている組織のトップ。




シェア
このエントリーをはてなブックマークに追加

 


緒方貞子さんの知名度もあり、内容に反響があるようです。

それと同時に、緒方貞子さんがトップである組織が、原発輸出推進の中心的役割を担う組織という点でも注目を集めているようです。

自分でまともにコントロールできないものを輸出しようというもおかしな話ですね。
それにしても、発言が遅いという批判も免れないでしょう。

1年経過して、マスコミの論調に変化・東電が弱体化した今頃の発言ですから。
2011年の3月・4月なら、凄いなぁとは思うのですが。


2012年04月15日(日) 古賀 茂明 官々愕々民主党に「国家ビジネス」は無理である

JICAと言えば、原発輸出推進の中心的役割を担っている組織。そのトップである緒方氏が疑問を呈したのだから大変なことだ。本音は「疑問」というより「反対」なのだろう。


2012年3月24日土曜日

原発輸出、 「自分の国でうまくできなかったものを、外に持っていっていいのだろうか。」 (国際協力機構(JICA)理事長緒方貞子)
原発輸出について、
「自分の国でうまくできなかったものを、外に持っていっていいのだろうか。」
と、至極まっとうな否定的疑問符を投げかけるのは、
国際協力機構(JICA)理事長の緒方貞子さん。


今朝(3月24日)の「朝日新聞」朝刊のコラム「私の視点」で。


(見出し)
「海外援助の未来 すべての人へ 裾野広げよ」という記事のラストの部分。


<引用>
最後に、中東などの途上国への日本の原発輸出について、個人的な見解として、一言述べたい。


東日本大震災で引き起こされた東京電力福島第一原発の事故を受けて、私なりに原発の是非を考えた。


自分の国でうまくできなかったものを、外に持っていっていいのだろうか。


福島原発の事故について、地震や津波があったから、という人がいるが、日本はそもそも地震大国だ。


日本ほど技術が進んでいる国で、しかも(原爆を投下された)広島、長崎の経験があり、原子力に慎重なはずなのに、こんなことになった。


原発への理解が不十分だったと言わざるを得ない。


太陽光、風、地熱など再生可能エネルギーの進歩は著しい。


多様なエネルギー供給のあり方を真剣に考えるべきだと思う。


(構成・石合力)


<引用おわり>



シェア
このエントリーをはてなブックマークに追加

 


関連記事・:


0 件のコメント:

最近の記事も是非どうぞ