(朗報)兵庫県尼崎市の稲村和美市長、汚染瓦礫の試験焼却を再考!焼却灰、セシウム100Bq/kg以下の独自基準を定めた街。




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兵庫県尼崎市の市長の英断と共に、運動してくださった皆様に謝意を表したいと思います。
市長も、政治的な圧力はあるでしょうが、瓦礫受入拒否を打ち出して頂きたいです。

可能であれば、汚染瓦礫の市内通過拒否も表明もお願いしたいです。
尼崎市は交通の要所のため、極めて重大な影響。
兵庫県の西東端でもあるため、他所での処理も困難になる。

・名神高速・阪神高速

・国道2号線・43号線など

・JR


大きな地図で見る


 東日本大震災で発生したがれきの受け入れをめぐり、兵庫県尼崎市は16日、市民と稲村和美市長が直接対話する集会を同市内で開いた。約160人が参加、受け入れや試験焼却に対する懸念の声が相次ぎ、稲村市長は夏までに実施するとしていた試験焼却について「再考したい」と述べた。
 同市は「焼却灰でも放射性セシウム濃度は1キログラム当たり100ベクレル以下」とする厳しい独自基準を定め、試験焼却の方向性を打ち出していた。
 稲村市長は基準を定めた理由など経緯を説明。市内の女性が「子どもの命を守りたい。がれき受け入れはもちろん、試験焼却もしてほしくない」と訴えるなど、会場からは反対意見が相次いだ。
 稲村市長は集会後、「試験焼却に対する不安の声がある。広域処理の必要性について状況の変化もあり、再考の余地がある」と話した。
 市は20日にも対話集会を開く。集会の様子はインターネットで録画を見られる。アドレスはhttp://ustre.am/KvWp
(霍見真一郎)
(2012/05/16 22:21





対話集会(5月16日)


684 : これまでの視聴数 4 : コミュニティのメンバー数 「震災がれきの受け入れについて稲村市長とともに考える対話集会」
日時:平成24年5月16日18:30~20:30
場所:尼崎市立すこやかプラザ


※配布資料については、集会当日に市ホームページ(http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/gomi/genryou/22138/033gareki_setumei.html)で公開する予定です。


三田市が早い段階から、瓦礫の受入に意欲的でした。


▲兵庫県がれき反対署名のお願いです。三田市では、瓦礫拡散反対を主張した人が、受け入れ派議員のとりまきから嫌がらせを受け、実生活で被害を被っているようです。

それに対して、瓦礫反対運動がありましたが、瓦礫反対運動に対して、嫌がらせがありました。そういった中、粘り強く活動された方々には感謝の意を表したいと思います。

▲兵庫県が4月上旬から県内の市町に瓦礫受入を要請。井戸知事:受入の判断について「それぞれの市長に委ねたい」

上記のように知事が要請したところ、早速、兵庫県の自治体の議会で早速、賛成の議決が行われたところが存在します。兵庫県の特殊事情で、神戸沖に汚染灰を埋め立てることになるので、余計に意思決定が早いののでしょう。

安全なら、議員の庭や議会・庁舎にレンガにして、積んどけばいいと考えています。

▲阪神淡路大震災で、神戸市は800万トンの瓦礫処理を、焼却炉15基増設で対応。

阪神淡路大震災で、神戸市は焼却炉の増設で対応しています。

東日本大震災でも、瓦礫処理の交付金は3倍近くの金額を提示されていますので、地元できちんとした施設を整備して処理するほうが、財源も確保でき復興に役立つでしょう。

<追記>
転載許可を貰いましたので、下記追記します。

皆さんの力が大きかったようですね。


転載



本日の稲村尼崎市長の対話集会、行って参りました。


市側がUSTREAM中継*録画をするということでした。いつでも観られるようになっているようです。


個人の録画*録音は禁止でした。公共のものであるにもかかわらず、もってのほかです。私は当初、個人として録画をしつつ発言をしようと思っていたのですが、何をされるかわからないので、仕方なくネットメディアを称して録画いたしました。同時中継は記者クラブでしないことで合意しているからやらないでくれといわれ、従いました。あとからの配信はOKだといいます。


メディアを自称したために、私は質問は断念しました。


以下、かいつまんでご報告いたします。


試験焼却に対しては、前向きに考えている。(このあと環境部長藤川氏の発言)その場合、灰を処理する必要がある。尼崎市は最終処分場がなく、フェニックスの個別評価を待っているけれども、それが決まらないことには試験焼却はあり得ないという発言がありました(藤川発言終わり)。市長は、私はまだ受け入れをやるかやらないか、決めていないというものいいは再三繰り返していました。市民の皆様のご意見を対話集会で2回にわたって聞き、今後の判断の材料とするとのことです。その場で賛成反対の多い少ないは考慮しないとも言っていました(これをあえていうところにバイアスを感じますが)。


最初に、受け入れの検討に入った経緯の説明として15分を割き、その前段に大文字の送り火の?たいまつや愛知の花火の話を出し、被災地支援に対して意見が分かれることの例として引き合いに出していました。試験焼却ありきの姿勢で丸わかりですが、受け入れ基調であることはどなたも認めるところでしょう。


個人の発言時間を2分以内としていました。また、後半から尼崎市民に限るようになったので、これは批判されて然るべきでしょう。皆様ご存知の通り、焼却すれば原発事故と一緒で、向こう500キロは超える範囲に被害が及ぶことは確実です。運動体にかかわる人間を排除して、少しでも都合のいい質問におさめようとするのが目的でしょうか。


殆どすべてが反対の立場での質問や意見でした。◯◯さん、◯◯さんが素晴らしい質問や、肝に銘ずべき重い訴えかけをして下さいました(Ustをご参照下さい)が、市長は暖簾に腕押しという印象でした。尼崎市がアスベストで甚大な被害をもたらした過去と照らし合わせ、市長に断念を呼びかける深く重い発言もありましたが、市長は何のコメントもせず背を向け、別の話を始めました。


どうしても市民側が、制限時間に収まり切らないそれぞれの思いを時間ギリギリまで使って表現すると、市長はただそれにさらっとコメントして終わりというパターンになってしまった感があります。


ただ、一つだけそれが崩れた瞬間がありました。尼崎市内で有機農業をしているという女性がした質問です。試験焼却でも被害が出る。試験焼却をやる手はずを整えているというのなら、事前に農業団体に相談したのか?農作物に被害が起きた場合に、どういった基準で補償を考えているのか事前に明確に決めたのか?何も決めていないのに試験焼却をしようとするのか?


市長は補償を全く考えていませんでしたし、何か要請があれば応えるというスタンスでした。補償を考えていないということの問題性について、十分理解をしたかどうか疑わしい印象です。そこで女性は感情も露わにして何度も追求しました。激しい局面でした。制限時間を超えましたが、司会が止めれる雰囲気ではなくなりました。しかし、最終的には市長はその話を受け取ったという態度にとどまりました。


その他、従前からの原子炉のクリアランスレベル100ベクレルの処理形態がいわれましたが、それもひとつの意見という市長のコメントに紛糾しかける場面もありました。


全体を通して、もともと、この場で決めるわけではなく、市民の意見を聞いて持って帰るのだということで、市長の受け入れに対する姿勢は言葉の端々から察することはできましたが、生の言葉をはっきり聞くことはできませんでしたし、「対話」というものが成立したとはいい難い結果に終わりました。この集会そのものに対する異議も後半には出ていましたし、次回は今回の質問に対する答えを出せという発言もありましたが、市長はあくまで次回も同じように行うと言いつつ、最後は笑顔で締めくくり、終了したという感じです。


蛇足ですが、市長の表情は時間を増すごとに余裕がなくなり、眉間にシワがよって表情むき出しになる瞬間がどんどん多くなっていきました。鉄壁のポーカーフェースではなかったことはわかりました。


「対話集会」とは程遠いものだったことは、行政としては狙っていたことでしょうが、参加者の意見がたくさん聞けたのは事実で、市長の考えている中味や問題点も伝わったと思います。20日の場も住民側は最大限に活用するべきで、それを拡散するべきと個人的には考えます。


質問しなかった自分がいう資格はないのですが、2分という制限時間がありますので、簡潔に分けて問いかけ、答えを複数回行わせて相手の弱点をできる限り引き出すようにするのがいいのではとは思いました。質問者が30秒しかしゃべっていないのに市長が2分かけて答えて終わりなんていうことになれば、異議を出すということで。何人かで連携をするとさらによいと思います。


以上、とりあえずの報告です。







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