猛毒セシウム137の100ベクレルは、0.0000000000311グラムで赤血球と、似たような質量。10000Bqは肝細胞と同じような重さ。(メモ)




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管理人メモ。

非常に分かりやすい内容ですので、転載します。
まさしく、猛毒ですね。単位が目で追えません。

追記)タイトルを 大きさ→重さ に訂正しました。



投稿者 魑魅魍魎男 日時 2012 年 5 月 28 日 10:24:19: FpBksTgsjX9Gw

答えは3.11E-11グラム、すなわち0.0000000000311グラムです。(ゼロの数、正しいかな?)
1万ベクレルでもたったの0.00000000311グラムです。

あまりの少なさにびっくりしたでしょう。
私も100万分の1グラムぐらいかと漠然と思っていましたが、はるかに軽かったというわけです。

換算式はこちら。


Wikiの質量比較表(単位はキログラム)によると、100ベクレルは人間の精子、赤血球と、
また10000ベクレルは肝細胞とほぼ同じ質量です。スギ花粉の質量はさらに1桁大きい。

実際セシウムは空気中の水分などと反応して化合物となるので、質量は数倍になるでしょうが、
せいぜい1桁増えるだけでしょう。

福島第一から放出されたセシウム137は東電によれば1.5E16ベクレル、質量にすれば5キログラムにも
なりません。これが全国へ、いや全世界へ拡散してこれだけ深刻な問題を引き起こしているのです。

ちなみにかつてオウム事件で日本を震撼させた猛毒サリンガスは、1立方メートル当たり0.1グラムで
半数が死亡するとのこと。

桁違いとはまさにこのことです。

数百、数万ベクレルというといかにも量が多いように思えますが、質量にすればごくごく微量です。
そしてその極微量の放射性物質がわれわれの体に深刻なダメージを与えるのです。

スギ花粉よりも軽いものが大気をただよい、われわれの体にはいってくるのです。

原発推進派は、体内に取り込んでも全部排出されるから大丈夫と言っていますが、
こんな微量な物質がすべて体外に排出されると思いますか?

アスファルト、コンクリートなどの窪みや割れ目にはいりこんだ微量のセシウムが
高圧水洗浄で完全に取り除けると思いますか?

こんな微細な物質をバグ・フィルタで99.9%取れると思いますか?

答えは素人が考えてもわかるでしょう。


放射能汚染が非常にやっかいで深刻である理由は、放射性物質の半減期が長いということだけではなく、
極めて微細、微量でどこにでも入り込み、除去・回収は不可能だという点にあるのです。

これが、チェルノブイリ事故後四半世紀経っても、ベラルーシやウクライナの人が重い被曝被害に
今なお悩んでいる原因でもあります。



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