福島第一原発、汚染水を建屋内で処理して注入するシステムは2016年末までに完成予定。9月にようやく、タンクから外部漏洩を防ぐものを設置。




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ホースの本数が多くなればなるほど、長さが長くなればなるほど、チェックの手間が必要となります。まして、ホースが草で破られてる訳ですので、早く短くすべきですが、どのような優先順位をつけているのでしょうか?

それを考えると、タンク周りにコンクリートの壁、土のうなどで海への漏洩を防ぐものが今までなかったことのほうが、気になります。
そもそも、下記の写真の状態でどのようにして建屋に、機材を運び込むのでしょうか?

写真を見る限り、タワークレーンや、ラフターを使っても上が塞がれたり、ボロボロになっているので、搬入できるようには見えません。



(重要)2号機格納容器で毎時72.9シーベルト検出!6分いると、1ヶ月以内に死亡。

(重要)2号機格納容器の毎時72.9シーベルトの環境下では、ロボットの活動はほぼ不可能である。従って、燃料取り出しは現状、不可能。

上記のように、2号機は格納容器内の線量も高く、1号機・3号機も高い線量が報告されており、ロボットといえども活動が困難であることがそうていされます。

(動画)福島原発、2号機3号機の原子炉建屋を線量調査。凄まじく線量が高く、3号機は扉の変形でそれ以上進めず。

加えて、3号機の内部すら確認できない状況が続いています。

以上のような状況ですので、読売新聞もどのように考えて報道しているのかがよく分かりません。仮に、建屋上部の構造物を除けていくとしても、凄い量の被曝が予想されます。

管理人は、どのような優先順位で、この計画が建てられているのかが、よく分かりません。その理由として、ホースの長さが短くなったとしても、既に、水が全て漏れているからです。

東京電力が福島原発2号機で今まで注水した水、ほぼ全てが漏洩していることを認める。読売新聞・産経新聞が隠蔽。

無論、管理は容易になると思いますが、人数と被曝量が限られているので、どういった優先順位をつけているのでしょうか?


読売新聞 5月12日(土)21時15分配信

 東京電力は12日、福島第一原子力発電所内の汚染水処理システムを、長期的に運用できるように切り替えていく計画を発表した。

 これまで仮設の設備で応急措置をとってきたが、東電は「廃炉までの長期間、安定的な使用に耐えられるようにしたい」としている。東電は11日、計画についての報告書を経済産業省原子力安全・保安院に提出した。

 計画は14項目からなる。タービン建屋の地下の汚染水を建屋外で処理して冷却に再利用している現在の「循環注水冷却システム」を短縮し、建屋内で処理してそのまま原子炉に注入するシステムを2016年度末までにつくる。また、汚染水を処理した水をためるタンクから外部へ漏えいしないように、9月までにタンクの周囲にコンクリートの壁と土のうを設置する。

もうひとつ、気になったのが最後の一文です。

福島第一原発汚染水処理施設で120tの漏洩により施設停止。β線核種だけで、約16兆8000億Bqの放射性物質が漏洩。

上記のような海への漏洩を繰り返さないために、壁、土のうを設置するようです。
こっちのほうが、ようやくできるのかぁという感想です。

情報を抱き合わせにすると、印象が薄まりますね。



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