2012/05/01

太平洋セメント熊谷工場・埼玉工場のセメント製品からセシウムが検出され続けている。埼玉県から着実に、放射性物質が日本中にばら撒かれている。





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セメントからセシウムが検出され続けています。
混入経緯が非常に気になりますし、数値に不審な点があります。




○ 赤枠参照。放射性物質は半減期を迎えて減り続けるはずですが、数値にバラつきがあります。採取したサンプルのバラつきが大きいのではないでしょうか。

・熊谷工場1月中旬・4月中旬の数値がほぼ同量、3月中旬が最も多いです。

・埼玉工場1月上旬の計測値よりも、高いものが多い。検出限界値を下げれば、その数はさらに増えると思われる(2月上旬・2月下旬・3月上旬・3月中旬・3月下旬)


○青枠参照。検出限界値の数値。別の日では、検出限界値以下の数値が検出されており、検出限界値を下げれば、検出された可能性が十分、考えられます。

2012 年4 月27 日各位 太平洋セメント株式会社セメント製品の放射能測定結果(4 月11 日~20 日)について

放射性物質が検出された下水汚泥、浄水発生土のセメント原料の利用について  予備
 1.セメント各社の対応状況


  上記の状況の中、政府(厚生労働省、経済産業省、国土交通省)から6月28日付けでセメント協会に対して、放射性物質が含まれている脱水汚泥等を安定的に受け入れるよう要請があり、会員各社に周知を行いました。

  要請内容は以下のとおりです。

(1)   セメントを生コンクリートや地盤改良材として利用する場合には、生コンクリートや土壌と混練する段階まで管理されていることから、少なくともセメントが2倍以上に希釈されることを考慮し、セメントの段階ではクリアランスレベルの2倍の濃度まで許容されることとなる。ただし、セメントとして袋詰めで一般に販売される場合には、販売店に引き渡される前に、セメントの段階でクリアランスレベル以下とすることが必要である。
セメント各社は、脱水汚泥等の放射能濃度の管理や希釈度合いをコントロールし、セメントを利用して製造される生コンクリート等が安定的にクリアランスレベル以下とすることにより、今後とも脱水汚泥等を安定的に受け入れるようお願いしたい。

(2)   別添2では、セメントのユーザー団体(124団体)ならびに下水道管理者(都県ならびに市の24自治体)に、上記(1)の内容を満たしているセメントを利用して差し支えない旨の周知が行われています。

  なお、クリアランスレベルについては「セシウム134とセシウム137の放射能濃度の和が100Bq/kgである」ことが明記されています。
  セメント協会の会員社ではこの要請を受け、放射性物質が検出された下水汚泥、浄水発生土の使用について慎重に検討し、セメントの放射能濃度が政府より示された要件を満足することを確認して、下水汚泥、浄水発生土の使用を順次、再開しております。

上記を見ると、既にセシウム・セメントが大量に流通してる可能性が示唆されています。
千葉や神奈川を始め各地で実際に検出されています。

千葉県千葉市の下水汚泥焼却灰の放射性セシウムが、今年1月から増加を続けている。1月から4月で3倍以上の濃度に。


それだけでなく、埼玉ではセメント工場に送る分とは別に、民間に委託しているものもありますが、どこに送ったのか明らかにしていません。最早、やりたい放題のとんでもなく酷い県であると言えます。

埼玉県の放射性物質検出した下水汚泥焼却灰を、2月から県外搬出(詳細を公表せず)。県内の太平洋セメントにも。←近くに学校あり


汚泥の焼却灰の引受先決まる 予備
03月02日18時47分
埼玉県は、放射性物質が検出されたため県内の下水処理施設で保管されたままになっている汚泥の焼却灰の一部について、県外の民間の最終処分場が受け入れてくれることになったと明らかにしました。すでに搬出作業が始まっていますが、受け入れ先は公表しないとしています。
埼玉県が運営する下水処理施設から出された汚泥の焼却灰をめぐっては、去年5月に放射性物質が検出されて以降は引き受け先がなく、県内の5か所の施設で保管されたままになっていました。
焼却灰の量は、これまでにおよそ9000トンに達していて、保管場所にも限りがあるため、埼玉県で引き受け先を探していました。その結果、県外の複数の民間の最終処分場で引き受けてもらえることになり、搬出作業が始まった2月21日以降、これまでに540トンを搬出したということです。しかし埼玉県は「風評被害などで処分が滞る恐れがある」として引き受け先は公表しないとしています。
また、すべての焼却灰を処分出来るめどはたっていないということで、埼玉県下水道局は引き続き引き受け先を探していきたいと話しています。


太平洋セメントの熊谷工場に、大量の放射性物質が運び込まれています。

太平洋セメントが公表したセメントのセシウム含有量のばらつきは、原料が異なることが原因の可能性があります。


太平洋セメントは、セシウムが検出されたセメント原料の産地を、個別に・どこの・何から排出されたものを使用しているのか、明らかにすべきです。


浄水発生土 セメント工場に搬出 先月から熊谷 予備
2012年3月3日

 水道水をつくる過程で生じる浄水発生土の放射能汚染問題で、県企業局が、県営浄水場二カ所の敷地内に仮置きしている浄水発生土の一部について、セメント原料として太平洋セメント熊谷工場(熊谷市)に搬出を始めたことが二日、同局への取材で分かった。同局は「現状の搬出対象は、放射性セシウム濃度が一キログラム当たり三〇〇ベクレル程度が上限」と説明している。 (杉本慶一)
 県営浄水場は五カ所あり、このうち吉見(吉見町)が二月二十日に、大久保(さいたま市桜区)が同二十三日に搬出を始めた。搬出量は同二十八日現在で計約七百二十トン。
(中略)
 福島第一原発事故の影響では浄水発生土とともに、五カ所の県営下水処理場でも汚泥焼却灰から放射性物質が検出され、昨年五月に搬出を中止。県下水道局は国の基準より厳しい六〇〇〇~五〇〇〇ベクレル以下の焼却灰に限り、今年二月から県外の複数の民間処分場で埋め立てている。

追記 セメントの流通は、西から東への流通が基本のため、尚更、西日本は瓦礫を受入れるべきではありません。流通するセメントの質が保てます。

セメントの流通 ~西から東へ流れるセメント

セメントは西から東へ流れると言われます。これは主原料である石灰石が中国や九州に偏在するためセメント工場がこの地域に集中する一方で、消費地は近畿や東海、関東といった大都市が中心であるためです。




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