ホルムアルデヒド事件、DOWAハイテックが処理委託のヘキサメチレンテトラミン。埼玉県は19日に知っており、まだ公表してない情報あり。




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ホルムアルデヒド事件ですが、DOWAハイテックが処理委託のヘキサメチレンテトラミンが原因と判明しました。流出元は委託先です。

埼玉県はこの事実を、早い段階から知っていました。その一方で、群馬県水道局の宴会による初動の遅れが響いた可能性も高いです。




DOWAホールディングス株式会社(どうわホールディングス、英文社名:DOWA Holdings Co., Ltd. 、旧社名:同和鉱業)は、非鉄金属の製錬、加工、環境・リサイクルを主たる業務とするDOWAグループの持株会社。かつては「藤田組(ふじたぐみ)」と呼ばれて藤田財閥の中核企業であった。

2006年(平成18年)10月 - DOWAホールディングス株式会社に社名変更、持株会社制に移行。事業会社DOWAメタルマイン、DOWAエコシステム、DOWAエレクトロニクス、DOWAメタルテック、DOWAサーモテックを設立。

DOWAハイテックは、上場企業、DOWAホールディングスの子会社です。



2012年5月25日 13時56分 東京新聞


 利根川水系から取水する首都圏の浄水場で処理済み水道水から有害物質ホルムアルデヒドが検出された問題で群馬県高崎市の産業廃棄物処理施設から原因物質とされるヘキサメチレンテトラミンが利根川支流の烏川(からすがわ)に排出された可能性が高いことが二十五日、埼玉県の調べで分かった。

群馬県の産廃業者の設備からでたとなっています。
下記が詳細ですが、変な部分が2ヶ所あります。




 埼玉県によると同県本庄市の化学製品会社
「DOWAハイテック」が今月十日、高崎市の烏川沿いにある産廃業者二社にヘキサメチレンテトラミンを含む廃液の処理を委託した。うち一社は十八日までに約六十トンを処理したが、同社の設備ではヘキサメチレンテトラミンを十分に分解することができず、河川に排出されたとみられる。
 埼玉県は十九日に、この産廃業者への立ち入り検査を実施したが、産廃業者は「ハイテック社からは、ヘキサメチレンテトラミンを含む廃液だとは知らされていなかった」と説明したという。


埼玉県は19日に立ち入り検査を実施~業者が説明

この記事が公表されたのが25日ですが、19日の立ち入り検査で、埼玉県はこの事実を知っていたことになります。


【概要】


○排出元 DOWAハイテック

○委託先 産廃会社2社

(1社目)知らずに60トン処理(業者言い分)

(2社目)産廃業者に再委託



<上と下で引用部分がかぶりますが、分かりやすくするために被せています>




 埼玉県によると同県本庄市の化学製品会社「DOWAハイテック」が今月十日、高崎市の烏川沿いにある産廃業者二社にヘキサメチレンテトラミンを含む廃液の処理を委託した。うち一社は十八日までに約六十トンを処理したが、同社の設備ではヘキサメチレンテトラミンを十分に分解することができず、河川に排出されたとみられる。



 埼玉県は十九日に、この産廃業者への立ち入り検査を実施したが、産廃業者は「ハイテック社からは、ヘキサメチレンテトラミンを含む廃液だとは知らされていなかった」と説明したという。
一方、ハイテック社は本紙の取材に「廃液の分析値は示しており、業者が適正な処理をしていれば、ヘキサメチレンテトラミンは取り除かれていたはずだ。ほかの業者への委託でも、これまで問題はなかった。不正の認識はなく、県の調査に協力していきたい」としている。
 また、もう一つの産廃業者は高崎市の調査に「群馬県外の別の産廃業者に再委託した」と説明したという。




経緯については上記。埼玉県が19日に立ち入り検査をしています。
なぜ公表しなかったのでしょうか?

10日に委託、18日までにとなっています。いつから排出されていたのか公表されていません。

○DOWAハイテック社 不正の認識はない

○産廃業者のうち1社 知らされていない

契約書はどうなっているのでしょう。
加えて、業者側で検査をするような仕組みになっていない可能性が高いですね。


 ヘキサメチレンテトラミンはゴムや合成樹脂の加工などに使われる化学物質で、浄水場で河川水の浄化処理に使う塩素と化学反応を起こし、水道水にホルムアルデヒドが生じたとみられる。ヘキサメチレンテトラミンは工場排水を規制する水質汚濁防止法の対象外となっている。
 利根川から取水する行田浄水場(埼玉県行田市)では二〇〇三年、この物質が原因となり、国の水道水の基準値(一リットル中〇・〇八ミリグラム)を超えるホルムアルデヒドを検出。ハイテック社の工場排水に含まれるヘキサメチレンテトラミンが原因と確認された。埼玉県によると同社はその後、産廃業者などに廃液処理を委託してきたという。
(東京新聞)

DOWAハイテック社は、過去にも同様の事例があるそうです。

埼玉県と群馬県で、どういう分担になっているのでしょうか。
何れにしろ、埼玉県はこの時点でより詳細に公表すべきであったでしょう。

設備がないなら、分解できないはずです。



大きな地図で見る


下記と比較。DOWAハイテックの少し上流に当たります。


kubota kenji (@espl111)
2012/05/19 20:14:47  from ついっぷる/twipple
【訂正】ホルムアルデヒド、群馬・埼玉・千葉県の浄水場から検出問題。測定結果をプロットしてみた。 bit.ly/LgZDGw原因物質(ヘキサメチレンテトラミン)は岩倉橋より上流からか。とすると井野川、鏑川下流、烏川のごく限られた区間が該当する。



kubota kenji (@espl111)
2012/05/19 20:40:45  from ついっぷる/twipple
ホルムアルデヒド、群馬・埼玉・千葉県の浄水場から検出問題。原因物質(ヘキサメチレンテトラミン)が出ていると思われる領域の拡大図をつくってみた。bit.ly/Lh2dfN






▲ホルムアルデヒド事件。ヘキサメチレンテトラミン、漏洩推定量も発表。群栄化学工業が疑われていたが…

経緯についてですが、19日に埼玉県は知っていたようです。

ただし、埼玉県は群馬県に情報提供を既に行っており、群馬県水道局の宴会による初動の遅れが響いている可能性もありです。

続報を注視したいと思います。




561番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です2012/05/20(日) 18:21:01.54ID:XDAU4kmS0(1)


●ある工場からホルムアルデヒド流出(利根川水系の市民、毒物摂取中

●5月15日には埼玉県春日部市で検出(利根川水系の市民、毒物摂取中 

●5月17日 午前中に埼玉県から群馬県水道局へ情報伝達済み(利根川水系の市民、毒物摂取中

●5月17日 夜 群馬県企業局トップ、水道局で宴会(利根川水系の市民、毒物摂取中) 

●5月18日 報道関係者へ情報あがり大問題へ(利根川水系の市民、毒物摂取中

●5月19日 一部の浄水場で取水停止、市民・営業者が大打撃(工場では隠ぺい中)

●5月19日 午後 群馬県水道局 やっと調査開始

●5月20日 群馬県 宴会の事実を報道される

●5月20日 埼玉県 三郷 浄水場 取水停止

●5月20日 隠ぺい後の為 群馬県 汚染源特定できず ←今ココ

●5月21日 利根川水系の市民から群馬県へ大バッシング




追記
DOWAグループは、北九州に東葛のゴミを持ち込んだ件にも噛んでいます。いわゆる、環境関連(静脈産業)の大企業というイメージが分かりやすいかと思います。

▲放射能瓦礫 全国拡散を提言した、新日鐵の三村氏が、東電 のトップになる可能性がある。

光和製綱HP
株主新日本製鐵(株)…50%DOWAエコシステム(株)…50%


下記、経緯

▲(重要)ホルムアルデヒド検出事件、埼玉県の床和浄水場で5月15日に既に検出されていた!群馬県・千葉県・東京都の水道も含有され続けていた可能性があり、対応があまりにも遅い。 


下記は、ご参考まで。気になっています。


▲(メモ)ホルムアルデヒド事件。東京都でシャワーなどにより、体調悪化の人あり。因果関係は不明。


▲埼玉県でホルムアルデヒドが測定された5月15日から、体が痒くなった東京都の女性がいる。 

経緯については、下記参照。
管理人、他人の健康よりも宴会を優先した、群馬県水道局は、処分が必要と考えています。

▲(注意)ホルムアルデヒド事件。5月20日午後に利根大堰 行田浄水場取水口の濃度が水質基準値の手前まで上昇中。利根川水系(群馬・埼玉・千葉・東京)の方、続報注意。検査対象の企業名が確定。

▲(重要・拡散)ホルムアルデヒド事件。群馬県の水道担当者や今井洋一課長(水道課)、埼玉県から汚染情報を得ていたのに、大宴会を優先。初動が遅れた理由が発覚! 

▲(画像)ホルムアルデヒド検出事件。現時点で特定された群馬県高崎市流域の画像、疑われた上場企業の郡栄化学工業と昭和電工。声明をだすべきでは? 

▲ホルムアルデヒド、群馬・埼玉・千葉県の浄水場から検出問題。ヘキサメチレンテトラミン取り扱い会社を調査中。断水エリア拡大の可能性も。

▲(重要)ホルムアルデヒド検出事件、埼玉県の床和浄水場で5月15日に既に検出されていた!群馬県・千葉県・東京都の水道も含有され続けていた可能性があり、対応があまりにも遅い。
  



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