人食いバクテリア エロモナス・ハイドロフィラの簡単なまとめ 感染女性の退院画像 両手両足を一部切除

人食いバクテリア感染女性が退院したようですので紹介。画像を見る限り、両手両足を一部切除したとは言え、笑顔なのには少しほっとしました。菌の名前が、エロモナス・ハイドロフィラという聞きなれない細菌なので簡単にまとめました。

エイミー・コープランドさん画像

報道

2012.7.4 07:57


 「人食いバクテリア」に感染し、一時は危篤状態になったエイミー・コープランドさん(24)が2日、米ジョージア州の病院を退院した。AP通信が伝えた。


 コープランドさんは5月1日に川でけがをした際、エロモナス・ハイドロフィラという細菌に感染。壊死性筋膜炎となり、両手と両足の一部などを切除する手術を受けたが、一命は取り留めた。コープランドさんはリハビリ施設に移り、義肢を使った訓練を行うという。(SANKEI EXPRESS)

命を取り留めて、ひとまずよかったということでしょうか。それにしても、恐ろしい細菌ですね。両手と両足の一部などを切除とは怖すぎます。

歴史と治療予防方法

簡単なまとめ
○1950年頃から感染症として報告 日本では1982年に食中毒菌に指定

○下痢症の原因菌として認知されている

○小児や50歳以上の成人に多く発生するのが特徴

○細菌性食中毒の予防法と同じ 

○衛生管理、水、魚介類などに注意。低温4~7℃でも増殖

国立感染症研究所HP◆エロモナス・ハイドロフィラ/ソブリア感染症
上記より抜粋


本菌のヒト感染症へのかかわりは1950年代中頃から報告されたが、特に1970年代からは本菌による下痢症に対する関心が高まり、わが国では1982(昭和57)年にエロモナス属菌のうちA. hydrophila および A. sobria(エロモナス・ハイドロフィラ/ソブリア)が新たに食中毒菌に指定された。


○わが国では明らかなエロモナス集団下痢症の事例はないが、疫学的証拠から本菌は下痢症の原因菌として広く承認されている。症例のほとんどは散発例で、小児や50才以上の成人に多く発生するのが特徴的である。また、腸炎ビブリオなどの他の病原菌が同時に分離される事例が多い。




○エロモナス・ハイドロフィラ/ソブリア感染症の予防は、一般の細菌性食中毒の予防法と同様である。なかでも特に注意すべきことは、給水施設の衛生管理が不十分な水を飲用しない。本菌の汚染が考えられる水あるいは魚介類からの調理食品の二次汚染を防止する。本菌は低温(4~7℃)でも増殖するので冷蔵保存を過信しない。また、開発途上国への旅行者および滞在者は、生水を摂取しないように十分注意することである。

管理人が気になること

Wikiペディアでも調べた所、同様の菌についての記載がありました。

運動性エロモナス敗血症Wiki



運動性エロモナス敗血症(うんどうせいエロモナスはいけつしょう、英:motile aeromonad disease)とはエロモナス・ハイドルフィア(Aeromonas hydrophila)感染を原因とする魚類の感染症。ウナギの鰭赤病、コイやキンギョの立鱗病(松かさ病)、赤斑病などが含まれる。Aeromonas hydrophilaの選択培地としてリムラーショット培地が存在する。
この菌の発育可能条件は平均すると5〜40℃、pHは6〜11、塩分濃度は0〜4%と、淡水においては極めて適応力の強い菌である。


予防 [編集]
生物濾過を機能させて、水をアンモニアや亜硝酸塩の少ない、良い水質に保つ事が重要である。また、イカリムシやウオジラミが発生した水槽では感染する可能性が高くなるため、トリクロルホンの殺虫剤や甲殻脱皮抑制剤のデミリンを使い、速やかに除去したうえで抗菌剤の塗布や薬浴をすると良い。 梅雨時期や夏から秋にかけてが特になりやすいので注意が必要である。

人間に感染するタイプとは異なるとは思うのですが、非常に気になるところではありますね。

追記

Miguelito_twtr (@Miguelito_twtr)
2012/07/04 19:09:08 
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バクテリアの名前は細野氏が喜びそうなイイ感じなんですけど…怖いですねー。 →人食いバクテリア エロモナス・ハイドロフィラの簡単なまとめ 感染女性の退院画像 両手両足を一部切除[たむごん]
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不謹慎ですが、管理人思わず笑ってしまいましたので追記しました。

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