福一4号機核燃料取り出し 東電公開の動画写真に重要な部分がない 作業員説明で一部補則

福一4号機核燃料取り出し作業を、東電が公開しています。その動画画像に重要な部分がないので紹介。問題がないのでだせばいいと思うのですが、やはり舐められてますね。文末の画像を見れば分かる人ならすぐ分かります。

簡単な解説

合図している(玉掛け)人間が責任を負うことになります。クレーンの運転手ではないです。
ロープ(おそらく)を持っているのは、吊り荷が風やクレーンの旋回で触れたりするのを防ぐためです。

動画









東電公開の作業風景画像

▲福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールにおける新燃料の取り出し作業について




上記は、東電がHPで公開した12枚の画像です。重要な部分が2点抜けています。

○1点目は、どのようにして釣ったのか。

○2点目は、どのようにして置いたのか。

特に、2点目については、縦に吊り上げるものを横に置くので、慎重さが必要となります。その部分が動画も写真も抜いていますね。

きちんと作業をしているのであれば、東電も公開すべきですし、現場作業員の方々に失礼ではないかと管理人は思います。

原発作業員のつぶやき



ハッピー
(@Happy11311)

2012/07/18 20:35:09 
from Keitai Web
ただいまっ(^O^)今日は作業しやすい気温でした。でも疲れたでし。プライムニュース見ながらウトウトでし。眠い…。



ハッピー
(@Happy11311)

2012/07/19 17:49:12 
from Keitai Web
続き1:今日は4号機新燃料の残り一本の取り出しと共用プール建屋への移送が問題なく無事に完了したみたいでし。先ほど東電もプレスしたでし。


写真の作業は除染


ハッピー
(@Happy11311)

2012/07/19 17:55:41 
from Keitai Web
続き2:4号機の新燃料取り出しは、18日と今日19日の二日間で取り出したでし。オイラが聞いた話だと新燃料の表面線量等量率は2~3mSv/h位だったみたいでし。オイラの予想と大きな差はなかったでし。散水と軽い水ふき程度の除染だし、しっかり除染すればもっと下がると思うでし。


チェーブロックで手動で引き上げ

上記、Amazonから拾ってきました。重いものを吊り上げるときによく使います。

ハッピー
(@Happy11311)

2012/07/19 18:02:09 
from Keitai Web
続き3:新燃料取り出しで一番心配してたのは、ラックから吊り上げる時にラックと新燃料の隙間に細かい瓦礫が詰まっててスティックし途中で吊り上げられない状態になることでし。今回はスムースに吊り上がったみたいだから良かったでし。でもまだまだ沢山あるから、確実な対処法を考えないとダメでし。


ハッピー
 (@Happy11311)

2012/07/19 18:22:09 
from Keitai Web
続き4:新燃料の吊上げは、多分ほとんどの人が最初から最後までクレーンで吊上げたと思ってるだろうけど、それは違うでし。ラックから引き上げるまでは手動のチェーンブロックで作業員が吊上げるでし。


ハッピー
(@Happy11311)

2012/07/19 18:22:25
 from Keitai Web
続き5:吊上げる作業員は巻き上げるチェーンから伝わる感覚と水中カメラの映像でスティック(ひっかかる)してないか確認しながら吊上げるでし。炉内の水中作業はクレーンで最初から引き上げる事はしないでし。

チェーンブロックって、何?と思う方多いと思います。
一言で言えば、小学校の理科の授業であった滑車を思い出してください。

重いものを持ち上げられる変わりに引っ張り上げ続けなければならず、非常にしんどいです。

手動作業なので肉体的にしんどい


ハッピー
 (@Happy11311)

2012/07/19 18:22:36
 from Keitai Web
続き6:通常クレーンや燃料交換機で直接吊り上げる場合はロードセルや過負荷制御装置が付いてて荷重を見ながらやるでし。まぁ基本的には手動チェーンブロックで人間の感覚でやるのが一番安全でし。オイラ達も炉内作業する場合は手動が多いなぁ。但し重い物だと手動は疲れるでし。

ハッピー
 (@Happy11311)

2012/07/19 18:35:54
 from Keitai Web
続き7:普段定検でも炉内作業の場合は手動チェーンブロック使う事あるんだ。炉底部からだと30m位巻かなきゃならないんで重い物だと一人じゃ大変でし。そういう場合は途中で交代しながら少しずつ吊り上げるんだけどね。


核燃料の重量と、巻き上げ距離


ハッピー
(@Happy11311)

2012/07/19 18:36:30
 from Keitai Web
続き8:今回は重量も300kg位で10m位だし装備も通常定検と同じだから比較的楽なはずなんだけど、環境が普段とは大きく違うし炎天下じゃ大変だったかも。とりあえず何事もなく安全に無事完了して良かったでし。携わった作業員の皆さんお疲れ様でした。

原発作業員の皆様、お疲れ様です。

管理人が思うのは、こういった一番大変な部分を公表して、原発作業員の方々を労うべきではないかと思います。政府と東電の情報コントロールにとって都合が悪いということでしょう。

また、縦に吊り上げた核燃料をどのように置いたのかも隠さずに公表するべきです。クレーンの子機を使ったのか、どうか分からないですが、これから何千回もやることになるのですから。

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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

>新燃料の表面線量等量率は2~3mSv/h位だったみたい

水位低下で核反応した燃料と一緒に入っていて?

そもそも未使用の燃料が何で汚染水に浸かっているのか?

水から上げただけで即死の使用済み燃料と満杯のプールに入っていて放射化なし?

機材すら放射化するのに?

結局、ダミーを使ったヤラセじゃないの?


http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/162.html
 東京電力福島第1原発4号機の原子炉建屋上部にあり、機器を水に漬けて保管している「ピット」という場所の水位が低下、水による放射線遮蔽効果がなくなり、露出した機器から強い放射線が出ている可能性が高いことが19日、分かった。

 4号機は3月11日の地震発生時に定期検査中だったが、地震と津波で冷却機能が失われ、使用済み燃料プールの水が燃料の熱で蒸発して水位が低下。それに連れてプールにつながるピットの水位も低下したとみられる。

 東電は「4号機の建屋周辺の放射線量は特に高くなく、外部への影響はない」とするが、ピット付近の線量は測定しておらず、作業が必要になった場合に放射線対策が課題になりそうだ。

 東電によると、ピットに保管しているのは、冷却水の流れを整えるシュラウド(炉心隔壁)や蒸気乾燥器など、強い放射線を出す原子炉内の構造物。定期検査でシュラウドを交換するため取り外し、水で満たしていた。

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