原発3.11後に初完成 国内最大規模の島根3号機 財務省天下りの政策投資銀行が融資

原発に財務省も絡んでいる分かりやすい例です。国内最大規模の島根3号機が完成。3.11後、初の原発完成です。 財務省天下りの政策投資銀行が融資をしています。


国内最大規模の原発

(2012年9月12日  読売新聞)

 松江市で建設中の中国電力島根原発3号機の施設が完成したことがわかった。東日本大震災による福島第一原発の事故後、原発施設が新たに建設されたのは初めて。中国電によると、3号機は出力137・3万キロ・ワットで、1、2号機を合わせた出力を上回り、国内最大規模になる。
3.11後に初めて完成して原発です。
ポイントは、国内最大規模の原発の建設が、3.11後も続けられていた点です。

稼動の見通しなし

 炉内の制御棒装置は8月23日に国の使用前検査をパスしており、今後、核燃料が装填されると運転可能な状態になる。今後、ストレステスト(耐性検査)を行い、国に結果を提出する予定だが、稼働の見通しは立っていない。
現在、稼動の見通しが立っていません。
ということは、中国電力の巻き返しが予想されますね。

津波対策のため稼動できず

 2005年12月に着工し、事故前は12年3月に営業運転開始の予定だったが、その後、防波壁の高さを11メートルから15メートルに変更するなど津波対策を進めた。

 全国で新設中の原発としては、電源開発の大間原発(青森県)がある。
2012年3月の運転予定が不可能だったのは、津波対策のためだとしています。
新設の原発ですから、設計段階から政府の想定が甘かったという事でしょうかね。

政策投資銀行が中国電力のメインバンク



中国電力が上関原発建設を強行したい訳。原発凍結したら3895億円がパー?
中国電力 平成22年度有価証券報告書 長期借入金一覧

日本政策投資銀行 163,991百万円”

住友生命保険 58,824百万円 日本生命保険 58,468百万円

明治安田生命保険 34,174百万円 第一生命保険 20,761百万円
平成22年度の有価証券報告書です。少し古いのでご注意を。
政策投資銀行が、融資金額が突出。メインバンクであることがよく分かると思います。


島根原発3号機にも力をいれています。

▲政策投資銀行HP 島根原子力発電所3号機増設工事への長期融資

DBJは、中国電力(本社:広島県)の島根原子力発電所3号機増設工事を対象とした長期融資を実行。

本件は、既設の島根原子力発電所において3号機(最大出力137.3万kW)を建設するもの。現在の中国電力の発電設備構成は、原子力発電の比率が全国平均に比べ低く、エネルギーの供給安定性、環境保全、経済性に優れた原子力発電の新規開発を経営の最重要課題と位置づけている。
(中略)

中国電力が、原子力発電所の開発・島根原発3号機の増設に力をいれていたことが分かりますね。この融資にも政策投資銀行が絡んでいます。


この政策投資銀行ですが、財務省の天下り先です。

財務省の天下り先



財務省=【天下り】=政策投資銀行=【メインバンク】=中国電力


今回、島根3号機が完成しましたが、その裏の密接な関係が分かると思います。
少し見えにくいですが、原発には、政策投資銀行を通して、財務省が食い込んでいます。

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