電通が、携帯電話の位置情報、GPSデータの蓄積を生かした分析サービスを開始したので紹介。NTTドコモのGPSサービスのデータ蓄積を、活用しています。
追記)会社で個人に端末を割り当てて、このサービスに申し込んでいたとしたら。該当期間の社員の行動なども、細かく分かりそうですね。勤務先がある程度、分かるわけですし。
位置情報を活用したマーケティング
電通が他社と共同で、蓄積した位置情報データベースをもとに、販売支援を開始すると発表しました。
自治体 熱海市から受託した事例
冒頭の画像は、熱海市から受託した事例を紹介しています。管理人が気になったのは、自治体から受託している点。販売先は、公的機関、民間企業を問わないということですね。
携帯電話の生データのみを分析対象
かなり、細かく分析されていますね。
・いつ
・どこで
・どんな人か(この場合、旅行者)
3時間以上滞在した人。と、定義して分類していますが、その除外する方法にも注目と思います。
『
主に熱海市内に在住・在勤する人』は、除外となっています。
これは、GPSの情報を。普段いる場所・生活圏が熱海市内であると、判断した人を除外したということでしょうか。
NTTドコモのオートGPS機能 70万人分
管理人が驚いたのは、
NTTドコモが、個人のGPSデータを3年分も保持していたこと。
約70万人分のデータとなると、かなりの量と思います。
該当サービスがおそらく下記。
NTTドコモ オートGPSと機能
本当に個人情報は把握できないのか
個人情報は取得していないとなっていますが、事実上、把握できるとなっています。
その程度については、本文中で表現があるので紹介。
駅前のどの百貨店かなど、かなり細かく分析することができるとなっていますね。
ある意味、当然といえば当然ですが、GPSデータを用いれば、かなり細かく行動をつかむことができるということですね。
データの信頼性は非常に高い
相関係数、0.97はものすごく高いですね。
▲
相関係数WIki
相関係数(そうかんけいすう、英: correlation coefficient)とは、2 つの確率変数の間の相関(類似性の度合い)を示す統計学的指標である。原則、単位は無く、−1 から 1 の間の実数値をとり、1 に近いときは2 つの確率変数には正の相関があるといい、−1 に近ければ負の相関があるという。
非常に1に近いということが分かると思います。
ここで言っているのは、GPSデータとして70万人分のサンプルがあるが、日本の人口分布と非常に似ているということですね。
先日、電通はツイッターの分析ツールを開発したと発表しました。
私たちが身の回りで何気なく使っているサービスが、確実に商用化されつつありますね。
既に日本でも事件解決に、GPSデータがかつようされています(▲
京都府警の事例)。ものは、使いようと思いますが、電通の絡むサービスについては、どうしても警戒してしまいます。
0 件のコメント:
コメントを投稿