一言で言えば、グループ内部でお金を回して、樟蔭東学園から、お金を抜いたということですね。管理人、学校に拠出した山林が、簡単に売れるとは思えません。それを考慮すると、1億5000万円以上のお金を抜いていることになります。
事件概略
▲樟蔭東学園(しょういんひがし) 強制捜査の真相 大阪学校乗っ取り事件 2012/10/05小山昭夫氏が、経営難であった樟蔭東学園に、東北文化学園大学の2億円で資金援助、人事権を握る。
その後、学校が運動場を売却するが、その一部が小山氏に還流。文部科学省が指導の際に、土地を拠出するも、大幅に価格が安く、少なくとも1億5000万円の差額が手元に。
樟蔭東学園からのお金の流れ
・学校を資金支援 人事権を得る(東北文化学園大学の資金2億円を無断流用)↓
・家電量販店に高校グラウンドを売却
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・23億円で売却(学校は残額18億2000万円か)
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・小山昭夫氏(学園顧問)に高橋努理事長が、4億8000万円融資
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・3億8000万円は、樟蔭東学園とは関係のない学生寮の建設
・残りは個人の借金返済1億円
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・文部科学省 現金で即座に回収を指示
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・小山氏 堺市内の山林を拠出。7年前に過去の所有者が行った土地鑑定書は2億7800億円
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・現金で5000万円は返済済み
・借入残高4億3,000万円 土地価格の差額 1億5,000万円もの開きがあり
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※山林のため土地はすぐに売れるとは限らず、不足額がさらに上回る可能性あり。
小山昭夫氏と東北文化学園大学
▲東北文化学園大学Wiki架空寄付事件があって経営難に陥り、元理事長の堀田正一郎容疑者が補助金適正化法違反の疑いで逮捕された。2004年6月21日に民事再生法を申請し、大阪にある医療法人の藍野グループ(藍野大学を運営)がスポンサーになっている。 2004年12月22日に再生計画の認可が決定し、2005年1月27日に再生計画の認可決定の確定を受け、再生計画は順調に進んだ。 そして2008年1月28日、再生計画の認可決定の確定後3年の経過によって、東京地方裁判所から民事再生手続の終結決定が認可された。 現在は順調に経営再建へ向かっている。また、同キャンパス内には東北文化学園専門学校の校舎が存在する。
▲小山昭夫Wiki
小山 昭夫(こやま あきお、1931年6月19日 - )は、日本の経営者。藍野グループ代表、学校法人東北文化学園大学理事長。大阪市生まれ。東京大学医学部卒業。長男は健康科学大学元理事長の小山英夫。
藍野学院のグループ医療機関
藍野病院藍野学院グループの中で、主な2つの病院が下記。精神病関連が、主力の病院グループですね。
藍野花園病院
青葉丘病院
アイノクリニック
近江温泉病院
彦根中央病院
上野芝病院
藍野病院
藍野花園病院
HPを見ると分かると思いますが、精神病関連で一大グループを築き上げていますね。
樟蔭東学園からお金を取り、担保として価値の釣り合わない、山林を強引に押し付けています。
相当、資金繰りに困っているのでしょうか。
それとも、お金儲けに走っているだけなのか、検察の捜査進展に注目したいと思います。
樟蔭東学園 逮捕背任と不正融資の粉飾決算でまとめましたが、大阪地検の捜査後、現金で返済した後に、山林の代物弁済で現金を回収するスキームに変わったようですね。
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