いじめ 大津市教育委員会が資料隠蔽

大津市のいじめ事件について、第三者委員会への提出資料を、大津市教育委員会が隠蔽工作していたことが判明しました。



教育委員会が資料を黒塗り



(2012年10月29日09時08分  読売新聞)
 大津市でいじめを受けた中学2年男子生徒が自○した問題の原因を究明している市の第三者調査委員会(委員長=横山巌弁護士、委員6人)で、委員が調査のために市教委から取り寄せた関係書類に多数の「黒塗り」があることがわかった。

大津市教育委員会がいじめについて、調査をしていますが、早速提出された資料に隠蔽があることが判明しました。

第三者委員会では、大津市教育委員会も調査対象として、あがっています。

大津市教育委員会 第三者委員会が責任追及 2012/09/24
この中学校の「いじめ情報隠し」が相次いで発覚したことから、市教委の指導・監督に問題がなかったかどうかを調査対象とすることを決めた。第三者委は、市教委と学校の意思疎通に問題があったとみて、当時の市教委の記録などを調べる。
誠実に対応するつもりがないということですね。

隠蔽行為だと非難


 市教委が委員に渡す前に不都合な部分を隠した可能性があり、委員の間では「真相究明を妨げようとする隠蔽行為だ」という批判の声が上がっている。
(中略)
大津市教育委員会が、第三者委員会に素直に情報を提示していないと非難されています。

いじめ 大津市教育委員会HPで問題点を公表方針 2012/09/28
(中略)市教委の岡田隆彦委員長は27日の委員会(9月定例会)で、教育長の澤村憲次委員を除く非常勤の4委員自らがこれまでの対応を検証し、反省点などを市のホームページ(HP)で公表する方針を明らかにした。

第三者委員会に情報提供で、きちんと協力しないのであれば、大津市教育委員会が独自に調査をしたとしても、信用できないと言えます。

もう、大津市教育委員会の隠蔽体質は直らないのでしょうか。


大津いじめ加害者山田晃也の週刊新潮記事写真 転校先で集団リンチ


今回の事件は、大津市教育委員会の杜撰な対応により、加害者は反省せずに、転校先でも事件を起こしています。

信頼回復のための第三者委員会の調査ですが、皮肉なことに、大津市教育委員会の隠蔽体質が改めて浮き彫りにする結果となりましたね。

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