六本木事件 関東連合と運転手を断定

六本木集団襲撃事件、警察が逃走車両の運転手を関東連合関係者と断定しました。事件発生が9月2日ですが、捜査の進展が遅く感じないでしょうか。



運転手を関東連合の関係者と断定



産経新聞2012年10月07日08時05分
 東京・六本木のクラブ「フラワー」で9月、飲食店経営の藤本亮介さん(31)が金属バットなどで武装した集団に殴られて○害された事件で、2台の逃走車両の運転手の1人について、警視庁捜査1課が元暴走族「関東連合」関係者の20代の男と断定したことが6日、捜査関係者への取材で分かった。捜査1課は、実行犯も関東連合OBらの不良グループとみており、男が国内に潜伏中とみられることから、襲撃メンバーの全容を知っているとみて行方を追っている。
警察が、2台の逃走車両のうち、1台の運転手を関東連合の関係者と断定しました。実行犯も関東連合の関係者と見て捜査を進めています。

防犯カメラ映像公開 名指し情報が決め手




 現場近くの防犯カメラの映像には、運転手の男が素顔で映っており、捜査1課が映像を公開した後、男を名指しする情報が寄せられたことから、男の周辺から事情聴取したところ、関東連合関係者の20代の男と特定されたという。

▲六本木事件 犯人写真公開で名前の垂れ込み 2012/10/06
 捜査関係者によると、六本木の事件後の9月7日、警視庁が現場近くの防犯カメラに映った襲撃犯とみられる男らの映像を公開したところ、数人を名指しする情報が寄せられた。そのうちの1人は、暴走族グループの元メンバーとわかったという。
この報道ですが、運転手のことを指していたことが分かりました。

警察が判断した理由

 実行犯たちは、男が運転する黒いワゴン車と、別のワゴン車の計2台に分乗し、首都高と中央道を経て東京都東大和市の多摩湖方面に逃走。黒いワゴン車は渋谷区内の会社名義で、別のワゴン車は個人名義だった。捜査1課は容疑者不詳のまま、○人容疑でこの会社を既に家宅捜索している。会社の社長は関東連合のOBではないが、少なくとも同社幹部の1人は関東連合OBで、男と直接接点があったとみられている。
犯人が襲撃に使った車は2台。

1台が個人名義。1台が会社名義です。


このうち、黒いワゴン車を所有する会社の、幹部の1人が関東連合OBで、運転手と接点があった可能性を報道では指摘しています。

管理人が気になっているのは、警察が職務質問をしていた点です。

六本木フラワー暴行事件 被害者写真と犯人の車 2012/09/04
また、男らが逃走に使ったとみられる車が、事件の前にも現場周辺で目撃され、警視庁が職務質問していたことがわかりました。
2台の車のうち、どちらであるのか報道されていませんが、どっちだったのでしょうか?

情報公開の遅れについて


一方、捜査1課が事情を聴くためにグループのメンバーの所在を確認したところ、数人が事件後1週間以内に東南アジアやハワイに出国していたほか、残りも都内からいなくなっていたことが判明した。

六本木クラブ暴行事件 警察が犯人と真相知る人物 取り逃がしか 2012/09/30
捜査関係者によると、男らは六本木などを拠点とする不良グループのメンバーとみられる。防犯カメラの画像や関係者の証言から参考人として浮上。警視庁が聴取のため所在を捜したところ、事件後数日から1週間以内に出国していたことが分かった。
9月の末から、10月上旬の報道で、犯人が出国・都内からいなくなったことが報道されています。

●9月上旬出国
●9月中旬に、名指しの情報提供

上記を考えると、2つの点で情報公開が遅れているように思えます。

(1)防犯カメラの映像公開
(2)情報提供・出国、都内からいないことが判明後の情報公開

現在、捜査が進展しているのかどうかも、いまいち、よく分かりません。犯人確保が遅れている理由は、警察の情報公開が、遅かった可能性はないでしょうか。

関連記事・:


0 件のコメント:

最近の記事も是非どうぞ