政府 隠蔽工作は原発事故直後から 小出裕章

小出裕章さんが、温泉オフで、政府の隠蔽工作は原発事故直後からであると内情を話ています。ご存知の方、既に気付いている方も多いと思いますが、紹介。今、考えてみると凄い話です。

Youtubeにあげて下さった方、深謝です。


動画



文字起こし

【小出さん】
すいません。3月のジャックどんどんさんがくれた。3月12日にはもう、福島の第一原発の1号機は少なくてもメルトダウンしてたんですよ。

でも、私自身もそこまでいっているという事が認識できなかったから。そういうご返事をしたんですよ。多分、そのときに。

=======※管理人注記 =========
▲小出裕章氏が、見ず知らずの人に丁寧に回答したメール

 3.11直後に、小出さんは、ジャックどんどんさんとやり取りをしています。
 お二人は、全く面識がなかったのですが、小出さんは丁寧に回答されており、小出さんの人柄を知ることのできるエピソードでもあると思います。
=========注記終わり==========

で、その日の午後にはもう爆発してしまったんですけど。で、私はあの爆発を見てからはもう、これはもうどうしようもないと思って。ネット上で自分から発信を始めた。

そうしたら随分実験所から怒られたりも。

【一同】
そうなんですか。

【小出さん】

もちろん、だから。日本中の原子力研究をしていた大学を含めて。緘口令がしかれたわけですよ。


【一同】
そうなんですか。

【小出さん】
「個人的な発言はするな」と。

「組織としてしか発表してはいけない」と。

【?】
3月12日の時点?11日ですかね?


【小出さん】
私は3月12日に発信を始めたのですけれども。私が発信を始めた直後に原子炉実験所の所長からの呼び出しを受けました。

私その、実験所の所長って、結構私の仲間というか、あの。私から見ても、まぁいい人だと思う人なんですけれども。

その人自身でも、そういうように、私のような発言はダメだと。いう事で。個人的な発言を控えろというために私を呼びだしているんですね。



その時には、そのぉ。日本中の。いわゆる政府管轄下にある組織は、事故は大したことないと。という事を言いたかったんですよ。

で、大変だという事を流してしまうと。住民がパニックに陥ってしまうから。なるべく、その住民がパニックに陥らないような情報だけ流すという、そういう戦術に出たんですよね。

ですからマスコミを含めて全部が。大したことはない。原子炉は溶けていない。というような報道をずっと流し続けるという。そういう事だったんですよね。



でも、私はそんな風には、全然思えなかったし。パニックを防ぐ唯一の方策は、ちゃんと正確な情報を知らせる事だと。住民に。それ以外にパニックを防ぐ方法はないんだから。ちゃんと知らせろ。
私は知り得たことを知らせると。

言って、私はそれ以降。私の知り得た情報は流したのですけれども。まぁ。残念ながらほんの少数。というか、ほぼ無かったという。そういう状況の中で日本中が統制されたんですね。

【京谷さん】
緘口令は東大のプルトニウム大橋さんのところに出ていました。

【ざまみやさん】
気象庁とかも(緘口令を)出していますもんね、関係者全員に

【小出さん】
もちろん、みんなそうです。

【ざまあみさん】
そこを破るっていうのはやっぱりすごいな。
かなりの人が、原発事故直後から、日本政府とマスコミが協力して、情報隠蔽したことに気付いていると思います。

この点について、改めて小出さんが指摘しています。

管理人、隠蔽していたことが、既に当然のように感じていましたが、考えてみると、次回、事故が起こったときにきちんと情報提供と事故対処がなされているのかを考えると、恐ろしいです。

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