住友化学 大分工場火災の原因

住友化学大分工場で火災が発生しました。レゾルシンを溶かしている際に、発生していますが、三井化学岩国工場の火災は、レゾルシンのプラントです。

幸い、大分工場は定期点検中のため、該当のプラントの運転は停止していたようです。運転している最中の火災であれば、違った可能性はないのでしょうか。




工場出火 タンクが焦げる





大分市の化学工場で保温材の一部燃える
[11:43] OBSニュース

きょう未明大分市の住友化学大分工場で作業中に、保温材の一部が燃える火事がありました。ケガ人はいませんでした。消防などによりますときょう午前1時50分ごろ大分市鶴崎の「住友化学・大分工場」でゴムの接着剤の原料となる物質「レゾルシン」を保管しているタンクの周辺から出火しました。



燃えたのは、保湿剤の一部のようです。
タンクに保管していた物質は、レゾルジンとなっています。

レゾルシンを溶かす作業中に出火




この火事でタンクを覆っているケイ酸カルシウムでできた保温材がおよそ2平方メートル燃えました。工場内で作業していた従業員5人にケガはありませんでした。出火当時高温のスチームで固体状のレゾルシンを液体状に溶かす作業をしていて、タンクの中の温度は100度近くあったとみられています。

火事があったプラントはおよそ3か月前から休止していて、きょう再開する予定でした。現在工場と消防が出火原因を調べています。

住友化学 化成品事業部 レゾルジン



固体 融点≧108°C

レゾルシンの融点が、約100度なので蒸気で溶かす作業をしていたということなのでしょうか。管理人が、気になるのは、なぜ火災が起こったのか報道されていない点です。

現在、出火原因を調べているということですが、そんなに時間がかかるものなのでしょうか?

プラントが停止中




火事があったプラントはおよそ3か月前から休止していて、きょう再開する予定でした。現在工場と消防が出火原因を調べています。

このレゾルシンのプラントですが、三井化学岩国大竹工場の火災も、レゾルシンです。


工程が異なるとは、思うのですが、だとしても気になりますね。

岩国大竹工場レゾルシン製造施設爆発・火災事故にかかわる報告書(概要)

幸いにも、大分工場のこのプラントは、3ヶ月前から休止していたようです。
もし、連続運転中に発生していたら、この程度ではすまなかったかもしれないですね。


報道比較

大分工場火災


千葉工場火災


住友化学 千葉工場火災 劣化ウランはチッソの70倍 メディアは報道統制か 2012/10/17

どちらもそうですが、報道が少ないように感じます。
特に千葉工場に関しては、地元のニュースも報道していないのが不思議に感じますね。

他の化学工場の火災について


三井化学岩国大竹工場(山口県)で爆発 放射性廃棄物3379本保管 2012/04/22


日本触媒姫路工場爆発 地図と場所 核物質保管か 2012/09/29


住友化学千葉工場で火災 劣化ウラン65トン保管 地図と場所 2012/10/17

最近、核物質を保管している化学工場の火災が、発生しています。
いつまで、保管するつもりなのでしょうかね。

少なくとも、事故の際には可能な限り、情報開示すべきであると管理人は考えます。

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