東京オリンピックと電通の黒いお金 証拠隠滅

東京都が、五輪招致に力をいれていまいたが、電通に食い物にされているうえに。経理の証拠書類を紛失していることが判明しました。3年前に随意契約が多い点が、既に批判されており、余程、都合が悪かったのでしょうね。


五輪招致の経理書類を保存せず

記事2012年10月21日8時1分
 【藤森かもめ、山田明宏】2020年夏季五輪の招致を目指す東京都が、前回16年五輪招致で支出した費用の経理書類をめぐり、保存期間内の8事業計約18億円分の文書を保存していなかったことがわかった。朝日新聞の情報公開請求に、都は「紛失した」と説明している。
2016年五輪招致の経理書類を、東京都が保存期間内の文書を保存していなかったようです。
東京都は紛失と説明しています。

この時点で東京とは、分が悪いですね。


普通→○保存期間内のため、文書を保存

今回→×文書がない

大体、こういう時は、都合の悪い話ですよね。
その点について、記事では指摘されています。

金額が業者の言いなりである点を示唆

 文書がなくなった事業では、都議会で「金額が業者の言いなりではないか」との指摘があった。だが、具体的な内訳を示す経理書類がないと事業内容の検証ができない。今回の紛失は、20年五輪の招致機運にも影響が出そうだ。
言いなりと書いてありますが、おそらく随意契約の事を指していますね。

事業名が判別していないので、特定できないすが、随意契約と不透明な取引については既に指摘があります。

その点については、後述します。

2006年度から2009年度招致活動

 06~09年度の都の招致活動費に関するすべての文書の開示請求に対し、都は(1)事業の支出名目や支払総額、契約時期を示す「契約台帳」(2)事業の詳細を記した「仕様書」や「内訳書」などの経理書類一式を開示した。
事業については、2006年度~2009年度に関わるものとなっています。
2016年度の五輪招致を目指したものですが、大部分を電通が占めています。

2009年に、その問題点について報道されています。

電通とほぼ全額が随意契約

東京五輪招致、随意契約が突出 都側が電通に53億円発注
2009/10/19 18:18   【共同通信】
 2016年夏季五輪の開催を目指した東京都と招致委員会(会長、石原慎太郎知事)が、150億円の招致活動費の3分の1を超える約53億円について電通と委託契約を結び、その100%近くが入札なしの随意契約だったことが19日、都議会決算特別委員会で明らかになった。
この記事は、2009年10月の記事

内容を簡単にまとめると下記の通り。
電通との取引は、ほとんどが随意契約。他もデタラメですね。

・全体の招致活動費が150億円

電通と100%近くが入札なしの随意契約

約53億円が電通と委託契約

・招致本部が32億800万円 招致本部は99・6%の随意契約

・招致委が21億3400万円 招致委は100%の随意契約

・オリンピック選手を招いたスポーツ教室などの事業を展開。08年度の事業99件のうち入札は7件で、残りは随意契約だった。99件のうち37件は、都が各自治体に紹介した3業者が受注していた。
  ↓
○全体99件

○92件が随意契約

○そのうちの37件は東京都が自治体に業者を紹介

 電通とは、五輪開催計画を説明した立候補ファイル作成などのため、招致本部が32億800万円、招致委が21億3400万円の委託契約をしていたが、招致本部は99・6%、招致委は100%随意契約だった。

 また都は区や市町村に上限1千万円の委託事業費を出し、オリンピック選手を招いたスポーツ教室などの事業を展開。08年度の事業9件のうち入札は7件で、残りは随意契約だった。99件のうち37件は、都が各自治体に紹介した3業者が受注していた。

何と言うか、デタラメですね。
完全に食い物にされています。

電通のオリンピック利権


電通 HPより

朝日の記事が指摘している8事業に、電通が絡んでいるのかは分かりませんが、東京オリンピックの招致活動を、電通が99%以上の随意契約で食い物にしているのがよく分かります。


電通オリンピック放映権料325億円でNHKなどマスコミに売却 2012/08/15

ロンドンオリンピックお金と電通 元NHK立花孝志 広告代理店60億円ぼったくり 2012/08/20

上記は、電通がオリンピックの放映権料で、儲けている事を示した内容です。

今回、招致活動でも利権あることがを取り上げましたが、電通にとって放映権でも旨味があるし、どう転んでもオリンピックはドル箱なのでしょうね。

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